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言葉を制する


言葉を制する者がすべてを制する。
僕は本気でそう思っている。

あなたが初対面の相手をまえに
まずやるべきことはなんだろう?

あいさつと自己紹介だ。
とうぜんそれは言葉で交わされる。

いまの仕事を成功させたい。
だから相手に熱意を伝えたい。
コンセプトを伝えたい。

そこであなたに必要なものはなんだろう?

言葉だ。
力のある言葉だ。

好きな人に告白するのだって言葉だ。
そこでヘンな言葉を投げるとフラれる。

経営も政治も言葉だ。
優秀なリーダーはみんな言葉で人々を魅了する。

人を動かすのは、モノでもお金でもない。
言葉だ。たったひとつの言葉だ。

言葉ひとつで大炎上もすれば、
言葉ひとつで大きな賛同を得られもする。




▷ 僕の過去


だから僕は言葉にとことんこだわってきた。
つまり話術、トーク力だ。

僕が経営者として成功したいちばんの要因は、
人を一気に引き込める話術があったからだと思っている。
その自負はある。

僕は小さい頃から話術に自信があった。
小学生のくせに学校の先生を論破していたくらいだ。

だから僕は話術の天才なのだろう。
神様には感謝しかない。

神様は僕に大きなギフトをくれた。
でも、ただ才能に甘えていただけではない。

試行錯誤を重ね、話術に磨きをかけてきた。
そしていまの僕がある。


▷ トークに必要不可欠なこと


僕は子供のころから
話術の練習を繰り返しやってきた。

たとえば
「先生に怒られたらどう言い返すのか」みたいな
身近なシチュエーションから、

「もしコンサートを開催したら、どんな内容を話すか」
みたいな、それこそ突拍子もないシチュエーションまで、
いろんな状況を想定して部屋でひとりぶつぶつと喋っていた。

なにをどう喋れば相手の心を
動かせるのかシチュエーションしていた。

そうした試行錯誤の過程で
気づいたことがある。

トークにおける
絶対不可欠なポイントとでもいうべきものだ。

それは
【自分の中に答えを用意しておく】
ということだ。

これでトーク力に大きな差がつく。


▷ 答えの重要性


どんなに話し下手な人でも、
自分の名前、年齢、性別を訊かれたら
スムーズに返せるだろう。

自分のなかには
はっきりとした「答え」があるからだ。

コミュニケーションが苦手な
オタクの男の子がいるとする。

彼は女の子のまえだと
ギクシャクするかもしれない。

でも仲間内になれば
その口は滑らかになる。

好きなアイドルやアニメについてなら
いくらでも話せるだろう。

これも「答え」があるからだ。
「あのアニメのあの回のセリフが最高だった」
という答えが彼にはある。


▷ 答えがあれば


喋りのプロといえば芸人さんだ。

芸人さんは
「こう訊かれたら、こう返す」という
パターンをたくさん持っている。

いわゆる鉄板ネタというやつだ。
これだってまさに「答え」だ。

芸人さんはその答えを駆使して、
数えきれないほどの場数を踏んでいく。

そして喋りのリズムやテンポ、
間の取り方を磨きに磨くのだ。

もし芸人さんにいきなり
専門外の学術的な話題を振ったらどうなるだろうか。

最初はしどろもどろになると思う。
あたりまえだ。知らない事柄なのだからそうなる。

でもそこはプロだ。
すぐに切り替え、ボケたり、
ツッコんだりするに違いない。

そうやって笑いを取って
その場を成立させてしまうのだ。

そんな力業ができるのは、
その芸人さんが鉄板ネタ…
答えをいつも準備しているからにほかならない。

つまり人は
「答え」さえ持っていれば、
いつだってトーク力を発揮できる。

それで相手の心を
しっかりキャッチすることができる。

でも逆はない。
「答え」がないと
人を惹きつけるトークはできない。

だからそもそも、
喋りが下手な人というのは
存在しないのだ。

自分のなかに答えがないから
言い淀む、つっかえる、話が弾まない…

ようするに準備不足だ。


▷ ひとこと


あなたがそれなりのトーク力を身につけたいなら
ぜひ次のことを心にとめておいてほしい。

トーク力を高める方法はひとつだけ。
それはさまざまな事柄についてあなたなりの
「答え」を持つということ。

その「答え」の数と
トーク力はほぼ比例する。

では「答え」の数や
バリュエーションを増やすためには
どうすればいいか?

それは「考える」ということだ。

あれこれ考えるその過程で
「答え」はどんどんストックされていく。

だから繰り返し考えよう。
その習慣を持とう。それしかない。
近道はない。

ただし、
繰り返し考えるためのコツはある。

それを次の記事で
紹介するので楽しみに待っていてほしい。

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