見出し画像

夫婦関係改善系の話は、かなり嘘みたいなもの 本当の答えは○○しかない

noteって、人間関係、夫婦関係とか、男女の恋愛関係の記事が溢れていますよね。で、こうしろ、あぁしろみたいな。私はこう思うみたいな。その中で、彼女ができる方法とか、ないものを手に入れるための方法論は、価値があると思います(まともな記事に限る)。一方で、すでにある関係を維持改善させる系の話は、かなり嘘みたいなものだと思います。今日はその辺について整理してみます。




かなり嘘の理由

結論から書くと、あなたの行動で、相手が変わるわけではないからです。この辺について触れた過去記事もあげときます。どんなに聖人君子で思いやりがあって誤りのない振る舞いをあなたがしたとしても、相手がそれを凄い事!良い事!格好いい事!と認識する価値観視点がないと、なんにも心に響かないということです。実家暮らしの子供時代に、母親の家事雑用負担に感謝感激している人はいたでしょうか。隙間時間で学習する苦学生をみて、自分も勉強しなきゃと思う人はいたでしょうか。スマホポチポチを続けるだけじゃないでしょうか。相手が何かしても、それを尊敬する素養がないとなにも響かず変わりません。仮に、理論現実的に正しい100点満点の夫(妻)としての振る舞いをあなたがしたとしてもです。





関係改善が上手くいく場合もある

ほぼ嘘みたいなものですが、それらのアドバイスを信じて関係改善が上手くいくケースもあります。それは、自分の側に問題があった時です。例えば、相手側がこの人結婚当初はいろいろ家事を手伝ってくれたのに、最近は手抜きしまくっているなぁ・・・、ため息みたいな場合。無自覚に手抜きをしている側が、手抜きによる関係悪化に気づいて、行動の改善を図る場合には上手くいきます。

足りないなぁと思っている側に対して、持たない側足りない側が近づいた場合には、その拡大増加分を認識して評価してうまくいくでしょう。繰り返しますが、認識尊敬しない側には、拡大増加や相手の負担等は全く見えていません。あなたの行動で、相手が変わったのではなく、相手が評価してくれる視点認識をもちあわせていたから、うまくいったわけです。言葉は悪いですが、より良い夫婦像という理想に対して、怠けた側が行動を変えて頑張る場合だけうまくいくわけです。





困らせた側じゃなくて、困った側が泣きつく

唯一成功するケースを挙げましたが、しかし、普通は困った側が困って泣きついてくるんです。困らせている足りない側、本当は変わらなきゃいけない側は、問題意識のない場合が多い。関係が上手く行くために必要なのは、この無自覚な相手を変える、変わってもらうように気づくことなので、ネットやnoteを徘徊するような今困っでいる側へのアドバイスは、的外れになる嘘ばかりというわけてす。





理想状態のすり合わせと、人の変化

関係改善の本質は、つまり、怠けている足りない側が、その怠け足りなさにどうすれば気づくのかが本質です。それは自分が怠けている側かもしれないですし、相手が怠けている側かもしれません。怠けるという言葉が悪ければ、相手の理想状態から乖離している側といいかえても結構です。

というわけで、色んな記事で言われる、あれしろ!これしろ!これが良い悪い!は嘘みたいなもので、結局は、理想状態のすり合わせと、それを踏まえながら、現状から人はどうすれば変わるのか。この2つがスタートでありながらゴールです。

怠けているといいましたが、本人にしてみれば現状で満足上手くいっていると思っている訳で、片方の理想が高すぎるだけな場合もあります。互いの理想の着地点をどこに置くのか。それに向かって双方どうするのか。ですね。




本当の答えは 話し合いしかない

理想のすり合わせは、話し合うことでしか解決できません。本当の答えは、悩んだり、アドバイスを求めるのではなく話し合うことしかありません。次いで、理想のすり合わせの次の、現実的な領域での行動の変化は、2つに分類できます。


1、その時には、こういう行動をするという行動ルールの変化
2、こういう時は、こう振る舞う方が良い!格好いい!という人格の変化

人格や価値観や物の見方、視点を共有できなくても、結果や過程を共有することはまだ楽なので、理想像に近づけるために、○○という行動を○○の時にはするとルールづけるということです。会社ではこういう行動規範で動くみたいなもので、心からそれを良しとしているわけではないですが、そういうものとして処理して行動だけ変える場合。あるいは、人生観、家族観まで変化して、こういう志を持って丸々する方が人生に大事だ!みたいに人格価値観まで変える場合の2パターンです。後者の人格の変化は、かなり大変なストレスや圧を必要とするので、簡単にはいきません。





結論

理想を話し合う 価値観のすり合わせをひたすら行う。

心は変えなくていいから、行動だけ変えて改めてくれ!ルール化。
心まで変えてほしい。価値観を変えてほしい。変えてみよう!

というわけで、夫婦関係改善のためには、ひたすら理想を話し合うこと。ついで、それを落とし込んだ現実の中で、行動だけ変えてもらうように理性的に行動変更を迫るか。あるいは、価値観レベルで変えてもらって、自分や相手の理想に付き合ってもらうのか。しかないと思います。

言い換えるならば、あなたが頑張ればいい。あなたの行動を変えればいい。受け止め方を変えよう等々、片方の努力や変化をうたうような記事やアドバイスは不毛で参考にしない方が良いと思います。

本当に必要なのは、理想を話し合うとは?どういう内容?どんなふうに?話し合う時の注意点とは?こういうことでトラブルや衝突が起きやすい等々。双方の相互理解を深めるための内容や、話し合い話し合うとはどういう作法があるのか。どういう失敗が起きやすいのかを学ぶべきです。




終わりに

テニスのダブルスを上手くやろう!みたいなときに、テニス自体が上手くなるアドバイスを聞くよりも、相手と呼吸を合わせるために、相手と色々話すしかないわけです。て、必要ならばその都度、テニス自体のレベルあげに戻ってもいいわけで。最初に、相手ありきです。

関連記事をいくつか。


いいなと思ったら応援しよう!