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母へのわだかまりが消えるきっかけになった本
18歳まで母と二人暮らしでした。
11歳離れた兄がいますが、
私が小学校に上がる前には家を出ていました。
一緒に暮らしている頃から、
母とは喧嘩が絶えず…
母の性格は、一言で言うと「激しい人」
良く言えば、素直で嘘がつけない。
ピュアで、人をすぐ信じちゃう。
でもあの頃の私には、
ガサツで、喜怒哀楽が激しすぎるし、
デリカシーがなくて、話が通じない人、
としか思えませんでした。
はっきり言って、
一緒に出かけるのも恥ずかしかったんです。
家を出て社会人になると、
母との感覚のズレがどんどん大きくなって
たまに帰っても喧嘩ばかり。
そのうち、顔も見たくないほどに
憎しみが募っていきました。
私自身、コミュ症気味で
人付き合いや集団行動が苦手。
気持ちの浮き沈みが激しかったり、
他にも 苦手なものが多く
生き辛さを感じていて、
自分がこんな風なのは、親のせいだ
と思うようになっていたんです。
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自分にも当てはまるのでは…と思い
読み始めた これらの本。
ふと思ったんです。
あれ…もしかして、母も当てはまるんじゃない?
そう考えると、
今までの色々が腑に落ちたんです。
そっか、
じゃあ仕方ないのかも。
不思議と憎む気持ちが薄れてきました。
これまで、
老いて足も不自由な母に対して
すっごく冷たい態度だったと思うんです。
母の話もろくに聞いてあげてなかったなぁと。
最近やっと、穏やかな心で
母に接することができるようになりました。
これからもなるべく笑顔で。
人を憎むと、心が本当に疲れるから。
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