キテンのコラム

株式会社起点です。http://kiten.organic 福島県いわき市を拠点に、在…

キテンのコラム

株式会社起点です。http://kiten.organic 福島県いわき市を拠点に、在来種の和綿栽培とオーガニックコットンのものづくりをしています。 私たちが育てている綿花、それを使ったものづくり、それらに携わっていただいている人たち、その他日常を徒然と綴っていきます。

最近の記事

地域をほぐす情報紙「大野ヲ耕スvol.1」を発行しました!

KITENが発行する、地域をほぐす情報紙「大野ヲ耕ス」の第一弾が出来上がりました。 「大野」はKITENの畑がある地域です。「有機栽培をしているコットン畑が、周辺環境にどのような循環を生み出しているのだろうか」という問いから生物多様性調査をはじまったのが昨年(2023年)のこと。 畑の周辺にいる虫たちを調べたことをきっかけに、大野の歴史や産業まで気になり出し、調べていくうちに地域の奥深さを知ることとなりました。 私たちが見て、聞いて、感じたこと。それを伝えたいという気持

    • KITEN、秋のコットン畑周辺の生き物調査。

      むせ返るような暑さとセミの大合唱が懐かしく感じるほど、すっかり秋めいた10月のある日。夏に続き、起点の畑へ生物多様性調査に訪れた。 収穫の最盛期を迎えた畑では、綿の実がはじけ、ふわふわのコットンが顔をのぞかせている。この日は、収穫のためにお手伝いに来ている方たちが和気あいあいと作業をしていて、その風景がなんだかとてもよかった。 秋に生息する虫たちを探す今回も、東京大学総合研究博物館研究事業協力者の須田真一先生と、日本自然保護協会の岩橋大悟さんの協力をいただきながら、起点の

      • KITEN、コットン畑周辺の生きもの調査をはじめます!

        お盆を過ぎてもまだジリジリと日差しが照りつける夏の日、起点であらたな取り組みがはじまると聞いて、コットン畑へ向かった。 到着すると、代表の酒井さん、栽培担当の金成さん、それから数人の大人が虫取り網を手に持って、にこにこしながら待っていてくれた。 これから虫取りをして、畑周辺の生き物調査をするという。なんだか子どものころの夏休みに戻ったみたいでわくわくする。と同時に、頭のなかにたくさんのハテナが浮んだ。わざわざ畑周辺に住む生き物を調べるのはなぜ?? 「僕たちはコットンを有機

        • LUSH/華やかなものづくりの背景にあるもの

          日本の生活道具である「風呂敷」が、「Knot Wrap(ノットラップ)」という商品として販売されているのをご存知ですか?その中には、ふくしまオーガニックコットンプロジェクトで育てられたコットンを使用したものがあります。 Knot Wrapを販売しているのは、イギリス発祥の化粧品メーカー「LUSH」です。今回は、LUSHとふくしまオーガニックコットンプロジェクトの出会いとLUSHのバイイングポリシーについて、バイイングチームの細野隆さんと黒澤千絵実さんにお話を伺いました。

        地域をほぐす情報紙「大野ヲ耕スvol.1」を発行しました!