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多裂筋というやつ

今日も柔道整復師、理学療法士、整体師の方、新人の方に向けて、僕の実際行っていることについて書いていきます

腰痛を引き起こす原因筋として多裂筋が挙げられると思います

今日は多裂筋について書いていきます

多裂筋

脊柱起立筋と多裂筋は場所も被っていて場所によって起立筋の圧痛なのか多裂筋の圧痛なのかを判断しなければなりません

<高さによる割合>

L1、L2 起立筋の方が断面積大きい

L3 1:1

L4以降 起立筋は腱膜になるのでほぼ多裂筋

なので圧痛の位置によって起立筋の圧痛なのか多裂筋の圧痛なのかはわかった方が良いかもしれません

<神経について>

多裂筋は脊髄神経後枝の内側枝に支配されています

ここでのポイントは

脊髄神経後枝の内側枝に支配されているのは

・多裂筋

・椎間関節

であることです

例えば

多裂筋の障害が発生した場合は椎間関節性の障害

椎間関節性障害が発生した場合は多裂筋の筋攣縮

を引き起こしたりしやすくなります

なので椎間関節の痛み、多裂筋の痛みはセットで施術するのがセオリーということでした

椎間関節の痛みについてはこちらを参考にしていただければと思います


<連結について>

・大臀筋の深層
・仙腸関節

に連結しているという記載がありました

<特に多裂筋・大臀筋にアプローチすべき病態>

・椎間関節障害

・仙腸関節障害

多裂筋と大臀筋の連結に関しては、PSISから遠位(下)で強固な連結になる関係から連結部での滑走不全が認められるものに関しては、仙腸関節の位置を変える原因になることが予想されます

仙腸関節障害と判断し、あまり結果が出ていないと思ったら多裂筋、大臀筋に着目してみるのもいいかもしれません

明日も臨床頑張りましょう

ではまた

腰椎の機能障害と運動療法ガイドブック 引用


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