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神経学的所見のとり方

おはようざいます。

前回は頚椎の病態把握について書きました。


今回はその中にあった、神経学的所見のとり方を紹介したいと思います。

これは僕が行っているものになります。


順番ですが、MMT(徒手筋力テスト)DTR(深部腱反射)sensory(感覚異常)で確認していきます。

神経学的所見は上肢、下肢に分けて行っています。

頚椎の所見で、下肢症状がない場合上肢の神経学的所見をとります。

頚椎の所見で、下肢症状がある場合上肢、下肢の神経学的所見、病的反射を確認します。

それでは上肢の神経学的所見のとり方です。MMTから、

三角筋(肩外転位で抵抗 C5)

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上腕二頭筋(肘屈曲位で抵抗 C6)

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上腕三頭筋(肘伸展で抵抗 C7)

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手関節伸筋(手関節伸展で抵抗 C6)

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手関節屈筋(手関節屈曲で抵抗 C8)

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母指外転(母指外転で抵抗 C8 Th1)

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小指外転(外転で抵抗 C8 Th1)

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次は深部腱反射のやり方です。
打腱器なくてすいません。指を指してるとこに打腱器当ててます。

上腕二頭筋(C5)

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腕橈骨筋(C6)

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上腕三頭筋(C7)

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次は感覚検査のやり方です。

上腕外側(C5)

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前腕橈側(C6)

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母指、示指間(C6)

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中指(C7)

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小指(C8)

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Th1の感覚を確認するには、前腕尺側を確認しています。


最初に評価しておくと、経過で筋力が戻ってきてたりと、回復の評価ができたりしますし、患者にも伝えることができるので治療意欲にもつながるのではないでしょうか。


僕は資格を取って9年目ですが、年数が経過すると、経験で判断してしまいがちです。


ただ、これはやってみないとわからないことなので、しっかりやるようにしています。


今日も診療頑張りましょう。


じゃあね。



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