見出し画像

尿路結石で救急搬送されました

 11月某日、いつものように仕事から帰り、筋トレと夕食を済ませて眠りにつこうとした21時すぎ、突然の腹痛に襲われた。
 これまで経験したことのない、なんとも形容しがたいズキズキとくる痛みで、お腹だけではなく腰の方にも痛みが回っている感じがした。
 初めてのことだったので、とりあえずはしばらく様子をみてみることにした。一晩寝て治っていればよいと安直に考えていたが、それは甘かった。

 深夜1時、痛みが下腹部に降りてきて、恥骨の右側が局所的に痛くなり、吐き気を催すようになった。痛みから動くことも億劫になってきて、ようやく自らの体に起きている事の重大さに気付いた。

 初めての救急搬送。PCR検査を受けてからストレッチャーで院内へ担ぎ込まれ、お腹のCTを撮ってもらった。

 痛みの原因は尿路結石。幸い、石の大きさが2ミリと小さく、内視鏡や超音波砕石はせず、痛み止めと石を解かす作用がある2種類の薬でしばらく様子をみることになった。

 朝になり帰宅。痛み止めが効いているといっても鈍痛は残ったまま。仕事先に連絡を入れ、しばらくは横になったまま苦しい状態が続いた。

 正午過ぎ、ようやく薬の効果が完全に出てきたのか、痛みがやわらぎ、動けるようになった。


 1週間後、再検査をして石が残っていないか確認したところ、尿管内にも腎臓にも石は残っておらず、無事完治となった。


 尿路結石はシュウ酸が多い食べ物を摂りすぎるとなりやすいらしいが、基本的には水分をしっかりと摂っていれば、尿管内で固まって石にならずに流れていくそうだ。
 私のように運動を習慣化している人間は、汗をかき、水分が不足した状態でしっかりと補給ができていないとリスクがあがるとのこと。

 

 まさか自分がそのような病気になるとは思ってもいなかった。
 毎日のようにトレーニングをしているし、体重と体脂肪率のチェックもしている。そんな私でも突然襲われた。
 尿路結石という病名だけを聞くとどんな症状がでるのかわかりにくく、さらに泌尿器系の病気となれば恥ずかしさも付きまとうが、今回は私の経験談を書くことでその怖さを知っていただきたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?