女性のワークライフに農業という選択肢を
今日はキラキラなイメージの美容部員や大手企業のOLから農業女子に転身した話でもしようかと思います。
何の話?という初めましての方は、是非この記事読んでもらえればと思います!
私の家は曾祖父の代から続く柿農家です。
幼い頃は柿畑で従兄弟達と木登りしたり蝉取りしながら畑を駆け回っておりました。
OL時代には「スニーカーとか履くの?」なんて言われていた私でしたが…笑
でも、傍でずっと見てきたからこそ「農業」という仕事の選択肢は私の中には皆無でした。
いわゆる「汚い」「キツイ」「危険」の3Kの世界。
私的に「危険」よりも「給料が安い」の方がイメージ強かったですね。
ですので当時の私の選択肢も自然と「安定」した「花のある」職種ばかりを追い求めていました。
ただ女性というのはライフステージによる変化がとても大きいものですよね。
特に「結婚」「出産」「育児」は大きな分岐点になる方も多いのではないでしょうか。
実際私も一度結婚をしており、その際に美容部員からOLへと職種を変えました。
それ以降、環境変化によるワークライフバランスを私はずっと考えていたように思います。
20代最後の歳という節目の年がそんな私の大きな分岐点になりました。
私は仕事が生きがいのタイプの人間で、結婚しても子供ができてもずっと働いていたいと思っていました。
当時の職場では先輩ママさんも沢山いらっしゃって、お話しを聞くと本当に尊敬、尊敬、尊敬。
世の中の働くママさん達は本当に素晴らしいと思います。
その辺りからですかね、「楽しく働く」と「楽しく家事・育児をする」の両立をとても考えるようになったのは。
私にとって未知の領域である「出産」と「育児」。
そのステージを楽しむためにはまず自分のベースである働き方を考えようと思いました。
当時はまだコロナ禍前だったので、リモートワークなんてものも全然普及しておらず、自然と自分で独立できる道を模索するようになりました。
ここでとにかく自分の「好き」と向き合いました。
メイク
エステ
英語、、、etc
たどり着いたのは「食」という選択肢。
食べるのも作るのも大好きだったんです。
ついでに飲むのも。笑
当時から友達に料理を教えたりもしていました。
そして、そのタイミングでふと頭をよぎる実家の柿農園。
「あの畑、どうするのかな?」
でも私の頭の中にはやはり3Kのイメージが残っていて、私には無理だな~と思っていたところに出会ったのがあるテレビ番組でした。
番組は忘れてしまいましたが、そこで紹介されていたのは茨城県にあるドロップファーム(現 ㈱ドロップ)の代表である三浦 綾佳さん。
彼女は元々広告業界で仕事をされていたのですが、出産を機に育児と両立しやすい仕事を考えるようになり就農という選択をされた方でした。
もう、農家の娘の私からするとあり得ない選択。
けれど私のように変な先入観の無い彼女にとっては、魅力的な職種だったんでしょうね。
そんな三浦さんとの出会いをキッカケに私の固定概念はガラリと変わりました。
「絶対に無理」から「出来るかもしれない」に。
動き出すと見える世界は色々と変わるもので、当時いた会社が合弁で農業法人を立ち上げるなんて話も舞い込んできて、気付けばそのパートナーの農業法人にエントリーシートを送っていましたね。
他にも家業への想いとか色々あったのですが、これはまた別の機会にします。
最近の三浦さんの記事のテーマが凄く刺さったのでご紹介させていただきます。
自分の農業が出来るようになったら絶対に会いに行きたい方です。
大手農業法人に就職して次の4月で2年になろうとしています。
その中で見えたことは、3Kの世界は変えられるということ。
今の会社のクルーさんも9割以上が女性なんです。
自分の働きやすさを追い求めていたはずなのですが、今では頑張る女性の味方になれる農業を確立したいという思いにシフトしています。
「食」が好きだからこそ「食材」の大切さが分かる。
「生産者」になることで作れる「安心・安全」がある。
そんな農業に今は魅力しか感じていません。
そんな農業ファンを少しでも増やしていけますように!
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