人生にムダなこと、あったらダメですか?
「人生には無駄なことなんて一つも無い」と言う人がいる。若い頃、私はこの言葉を聞くとかすかな違和感を覚えた。すべての経験が役に立つというのが今一つ信じにくかったし、何となく窮屈だった。でも人生の終わりに「あの失敗は無駄でしかなかった。だからこんな人生になってしまった。」なんて思いたくはない。私は失敗するたびに「あんな情けない経験をこの後どう生かせばいいんだろう」と落ち込んだ。
今は「人生に無駄なことなんて一つも無い」と聞くと少しガッカリする。そんな発想要らん、と思う。挫折や失敗にフォーカスするより、「あ〜あそこでやっちまったんだな。よし次!」と切り替えて立ち直る経験の方がずっと大事だ。だから失敗の記憶は非常食みたいな扱いでいいと思う。非常食は普段はまったく食べないが、いざと言う時には頼りになる。でも出番が無いまま役割を終える非常食の方が多い。そんな消費期限切れの非常食を私は家族とおやつ代わりに食べて、「これ結構おいしいねー」と言って最後はウンコにする。そんなもんでいいんじゃないか。
そう言えば、最近もウンコみたいな昔のしょーもない失敗を思い出しました。ウンコなので心の中で水流「大」で流しました。
もう要りませんからね。
スッキリしました。
:D