『不安でいる』ことに耐えられない

「貯金5万で辞めるなんて不安じゃなかったんですか？」
「フリーランスになるって大変じゃないですか？」
「何が決め手だったんですか？」

フリーランスになってから、こういった質問をしてもらえる機会が増えました。こうやって訊かれるたびに、この人たちも転職したり独立したりしたいけれど一歩踏み出す勇気やきっかけがないのだろうなと考えてしまいます。

訊いてもらえると自分でも考えることができるので助かるんですよね。半ば勢いで辞めたようなものなので、そこにちゃんと理由があるのならちゃんと捕まえて見せられるようにしておきたい、というか。

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不安はあったし、大変でもあります。そして、決め手は大小含めてたくさんあります。いろんな思考をとおってきて最終的に思うことは、私はきっと『不安でいることに耐えられなくなったのだ』ということ。

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ずっと会社という枠の中で働く。
上司や社長に言われたとおりに動く。
自分の色を出して提案をしても出る杭は打たれるので自ら引っ込む。

その状態でずっと仕事をしていたら、私はこの会社の外へ出て成長することは絶対にできないし、ましてや万一のことがあって会社の売上に大きく貢献することが出来たとしても、私の名前が世に出ることはない。

べつに有名になりたいわけじゃないけれど、行動すべてが会社の養分になる環境に徹底的に我慢できなくなったというか、じゃあこの会社がなくなったら私はまたゼロじゃんと思ったらとんでもなく宙ぶらりんな気がしました。

ちゃんと会社に所属していて、しかも正社員なのに、どうしてこんなに地に足ついていない感覚なんだろうか、って。

きっと私が、会社そのものが好きじゃなかった、仕事そのものに情熱を傾けられなかったというのもあります。根本的に好きじゃないと心ってどんどん荒んでいくんだな、と思いました。

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そしてどんどん不安になっていった。
不安なままでいることに耐えられなくなっていった。
会社を辞めてフリーランスになった今、とても解放感を覚えていますし、もらっていた月給よりも稼げているので幸せしかありません（元々薄給だったのだけど）。

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よく、「不安です」という言葉を聞くんだけど、不安なら行動しないとずっと不安なままだよね、どうして耐えられるの？　と思ってしまいます。

ちょっとキツいかもしれないですけど、「ああ、不安だな」と思っている状態って、思考しているだけでは絶対に解決しないじゃないですか。不安ならその不安を取り除く行動をしないとずっとそのままですよね。

不安だ不安だ、と言いながら何もしないで留まっている方が私には信じられない。その不安に押しつぶされてしにそうにならないのだろうか、と思う。

耐えられない。『不安でいる』ことに。私は耐えられない。
不安なままでいられないので行動して手を動かしてます。そうじゃないといつまでも不安だから。

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どうやって自分の不安と向き合っていますか？