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どうしてお金が欲しいのか?


少し前に葬儀屋で働いていた頃。
お金がある人はものすごく華やかな式で送ってもらえて、そうでない人は、狭い部屋に数人の家族が見守る中で、一輪の花もなくただ荼毘に付されるのを待つだけ

そんな場面を何度も何度も見てきました。

同じ命なのになあ、と歯痒く思っていました。

それは、私が良い人間だからだとか、人類みな平等に、なんていう博愛精神からでもなくて、ただ単に、『私も歳を重ねて、いざ終わりを迎える時に、お金がないという理由だけで花も飾ってもらえないかもしれないのか』と、妙に痛烈に身に響いたからです。

生々しい話、10万ほどもあれば、火葬のみであれば可能な世の中です。

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