いきすぎた自虐は、自分もまわりも消耗させる


本業で、パソコン教室の講師をしているのですが、
ほんとうにさまざまな性格の生徒さんがいらっしゃいます。

大体は、『年よりの手習いよ』といって、慣れないパソコン操作に四苦八苦している微笑ましいシニア層ばかりなのですが、
たまに、あつかいにこまる厄介な生徒さんも交じっていたり。

文字入力を間違えては、
「わたし向いてないのかしら……」と連呼するおばあちゃん。

講師である以上フォローせざるを得ませんから、そんなことはないですよ、とやさしく言います。

それが1回や2回ならなんとも思わないんですが、
回数が積み重なってくるとさすがにこちらも疲弊してくる。

「どうしてこんなことも出来ないのかしら」
「嫌になるわ」
「やっぱりこの歳でパソコンなんておこがましいのよね」

いきすぎた自虐は、自分もまわりも消耗させます

ついついわたしも会話のなかで自分を落としてしまいがちなので、自戒もこめて伝えたいです。

今日から自虐、やめませんか?

日本人は謙虚な国民性ですし、
わたしが尊敬するひとも、自分を出しすぎない控えめなひとがおおい。

だから、謙虚に謙虚に、と慎重になりすぎると、どこかのラインでくるっとそれが『自虐』に転換してしまうのですよね。

感じ方、受け止め方はまさに人それぞれですが、
いつどこで、『謙虚と自虐のボーダーライン』を超えてしまうのか
日々、意識的でありたいとおもっています。


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