『しつこく考えた人が、勝つ』
10/24~26まで、3日間の奈良ひとり旅でした。
2日目は京都に浮気してしまい(陳謝)、個性的な本屋さんをめぐる旅へ。
この『高橋宣行の発想筋トレ』という本、とくにコピーライター志望じゃなくても、ライターやブロガー、Twitterでの発信がんばってる人などなど、言葉の力を強めたい、センス磨きたいと思っているみんな必読の書です。
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(よくよく考えたらこれ自体は心斎橋で買った本だった)
人間、そんなに差があるわけない。
しつこく考えた人が、勝つ。
天性のセンスや才能を持っている、ごく一部の人。
ひらめきが優れていて、少しの時間で素晴らしい制作物を出してくる人。
そういう人たちのことをひっくるめて、あの人たちは天才だから仕方ないって安易に片づけてしまうことを避けたいと、ずっと思っていて。
もしかしたらごくごく少数、本当にそういう人たちはいるんだろうけれど、その土台や下地には常人には到底真似できないような時間や労力や集中力があるはずなんです。
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この努力量、想像しただけで「自分には無理だ」って早々に判断して諦めてしまい、自分は自分のペースで……と思ってしまいがちですが。
人生の一時期くらいは本気で真似してみて、無理かどうか判断するのでもいいよな、と思いました。
人の目を惹くコピーを書くために。
一味違う記事を書くために。
あっと言わせるデザインを構築するために。
まずは発想力の下地から作り上げていく、鍛えていくための具体的なトレーニング方法が書かれています。
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・タウンウォッチング
目を惹くキャッチコピーを書くには?
日々新しいものが生み出される中で、一歩抜きん出るためにはどうすれば?
本書の中では、『既存のものを徹底的に知ること』とあります。
今の時代そのものを知ること。人は毎日何を見て、何を聞いて、どんな意識で暮らしているのか。生活を徹底的に観察し、そこから新しい価値を生み出すために自分の経験や知識をブレンドすること。
そのために効果的なのがタウンウォッチング。
実際に街に出ます。自分の足で街中に出て、歩いてる人々を観察します。
持ち物、向かう方向、イヤフォンをしているかいないか、荷物は多いか少ないか、歩くのは早いか遅いか、上を向いているか下を向いているか。
自分なりのテーマを1つ決めて、それに基づいてひたすら観察を続ける。アイデアを練ろうとしたり実際にコピーを作ってみたりするのはその後。
まずはとことん事実と真実を掘り出すところから。
・100本ノック
質は量についてくる、ってよく言いますよね。
キラッと光るコピーも、背景には何百何千というボツになったコピーがあります。これぞというものを生み出すためには、まず量。いくつもつくってつくってつくってつくって、やっと納得のいくものが浮かび上がってくる。
わかりやすい数、そしてやればできそうな数が100。
タウンウォッチングをしながら、あの店にキャッチコピーをつけるとしたら? というテーマで観察→100本コピーをつくってみる。
日々積み重ねることで、だいぶ言葉の感度が上げられると思いました。
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人と同じことをしているだけでは目立てない。
特別な才能がない私は、とりあえず量を打つことで一歩前に出るしかない。
今日も今日とて、コツコツと積み上げます。
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