贅沢は味方に決まってるだろ


「贅沢は敵だ」「質素倹約こそが美徳」「我慢すればするほど良いことが待っている」とまだ思っている人がいるとしたら、その価値観ごと平成に置いていったほうが世のためになるとまで思っている。くらい、私は贅沢がしたい。誰になんと言われようと遊びながらお金が欲しいし美味しいご飯をごちそうしてほしいし住む場所を提供してほしい。

隠しておくべき、人目に見せるべきではないざっくばらんな欲望は思い切って外に出出してしまったほうが、結果的に自分と周囲に幸福として返ってくることを知った。少し前までは、私も「我慢して頑張り続けること」が後々幸せを味わう最優先事項だと思っていたのだ。

ここで勘違いしてほしくないのは、「贅沢は敵だ」「質素倹約こそが美徳」「我慢すればするほど良いことが待っている」という価値観を持っている人が悪ではないのだという点。

これは善悪の問題ではない。

すぐに良い・悪いの価値基準という俎上にのせて議論したがる人たちがいるが、その姿勢こそ疲れるだろうから少し肩の力を抜けと思ってしまう。

「贅沢は敵だ」
「質素倹約こそが美徳」
「我慢すればするほど良いことが待っている」

そんな価値観でもって日本をここまで守り、発展させてくれた人たちが確かにいる。それは確かなこと。それを踏まえて私たちができることは、そんな先人たちに敬意を払って同じように迎合することではない、新しい時代の生き方と価値観と幸せの味わい方を提唱し、これからの令和を過ごすことではないだろうか。

だからこそ、贅沢は味方だ。

贅沢したいからお金を稼ぐ。
使いたいからお金を稼ぐ。
応援・支援したいからお金を稼ぐ。

その原動力がなければ「稼ごう」という意識はわかない。熱量のあるエンジンはいつまでも起動しない。美味しいものを食べるために、良いところに住むために、時間がなければ走るよりもタクシーに乗る選択肢を選ぶことができるように、楽しみながら遊びながらお金を得るサイクルを目指すこと。

贅沢は味方に決まってるだろ。


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