結局、自分に合った働き方ってどうやったらわかるの?
結論。
いろんな働き方を体験してみないとわかりません。
▽
大学4年生のころ、死に物狂いで就活しました。
さんざん言われていたのは、『企業とのミスマッチを防ぐために自己分析をしっかりしよう!』
これ自体は正しいと思うんです。
自分のこと、得意・不得意からはじまって好き・嫌い、根本的なところがわかってないとどの方向に進んだらいいやらもわからないし(そして意外にこれがわからないで生きている場合が驚くほど多い)。
自己分析は前提。
かといって、それが自分に合った働き方や企業を見つける杖になるかと言われたら、微妙です。
それ関係ある? って今なら思っちゃいます。
▽
結局、実際に働いてみないと合ってるか合ってないかなんてわかりません。いくら自己分析して自分のことを知ったからって、知った気になっているだけでそれは自分ではありません。あくまで自分の性格の特徴や、生き方の方向性というだけ。
働き方や企業の選び方なんかには直結しない。
いざ入ってみたら、聞いていた月給と違った。
馬が合わない同期や上司がいる。
「うちの会社に染まってない人間からの意見が欲しい」と言われ、求められるまま意見したら叱られる。
確実に業務体系を改善する提案をしても「前例にないから」という理由のみで潰される。
こんなことが、自己分析と企業分析だけで前もってわかりますか?
▽
転職を4~5回繰り返してきて、いろんな働き方や会社を知ったうえでないと出せない結論というものがあります。
私の場合は、そもそも組織の中で働くこと自体が向いてない、でした。
どの会社でも上手くやっていけなくて、自分の方がおかしいんだろうか、なんて悩んだりして。でもそれってやっぱり組織やチームという外枠に無理やり自分を当てはめようとしてただけだったんだな、と。
思い切って組織から出てみた今、心地よくて爽快です。
▽
だからといって、今すぐやめてみんなフリーランスになれ! とは絶対に言いません。フリーランスという働き方そのものはおすすめしません。
自分が、仕事というものに、何を求めるか?
深堀りするべきはここです。
たとえば、嫌な上司がいるけれど、仮にいまの環境で月収が50万だったら我慢できるのか?
お金というものさしはわかりやすいので、どういう条件だったら自分が心地よく働けるのか、ひたすらシミュレーションしてみるのもありです。
私の場合は、たとえ月収100万でも、理不尽な環境で汲々としながら働くくらいなら、手取り数万円だっていいから好きなことして生きていきたいと強く思いました。
金がもらえるなら我慢できるレベルだったら辞めない方がいいのかもしれません。
▽
結局、自分に合った働き方ってどうやったらわかるの?
組織で働くこと、アルバイトやパートや派遣、フリーランス。
いろんな働き方をまずは体験してみることでしか得られない答えってあります。そして、それはいまの日本なら、若いうちにしかできないことです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。サポートいただけた分は、おうちで飲むココアかピルクルを買うのに使います。