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【月報2021年7月】元公僕が地域おこし始めてみた件

 7月は、『決断』『伝承とは?』『天の川』『ホタル』『クマ』の内容でお送りします。

1.大槌の自然を感じて

 7月は天気も良く、大槌の自然を感じる機会がたくさんありました。

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 じゃがいも掘りを体験して腰がふらふらになったり、

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 ピーマン栽培を見た後に、草刈りをしたり、

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 野生動物をたくさん見ながら、遠くまでヒメボタルを見に行ったり、

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 ホタルのいたところの近くでクマの親子に出会ったり、

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 新山高原からきれいな天の川を見たりしました。

 8月はペルセウス流星群を見てみたいと思います。

2.震災を未来に伝える会

 7月17日(土)に、おしゃっちで「震災を未来に伝える会」が開かれました。

 町民の皆さんが集まって震災の経験やそこから得たもの等を後世に伝えるための話し合いの場です。

 内容を短くうまくまとめるのではなく、多様な意見や考えを思うままに出してもらう場なので、きれいに整理することはできませんが、主に以下のような意見が出ました。

 訓練などの具体的な行動をする理由として、命の大切さを伝える。
 個々人の記憶、体験を社会の物としてつなぐことが大切。

親戚から何百年前から伝えられてきた津波の話を聞いてはいたが、震災前は信じていなかった。

 東日本大震災を体験しなかったら、過去の津波の話も思い出話のままだったかもしれない。

 防災や伝承、追悼に関して様々な切り口があり、それらをつなぐことが出来たら大きな伝承力になるのではないか。

 逃げてくださいだけではなく、逃げられなかった人のことも伝える必要がある。

 震災の経験を伝えることも世代交代が早いと感じ、コロナ禍で話す機会が減ってきていたので、こういう話ができる場は重要。

 若い世代は、震災の話をすることも少なく、ぎりぎり伝えることができる世代だが、家族にも伝えていない中で人に話すのは難しい。

 以上のように、様々な人が、様々な切り口で、様々な思いを持っていることがわかりました。

こういった意見を出していただいたことに感謝し、今後の議論につなげていきたいと思います。

こういったことを続けて行くことも伝承の一つの形だと思いますので、当時の経験者だけではなくより多くの人が自身の思いを次世代につなぐことのできる場を作っていきたいと考えています。

3.自分で決断、追体験ワークショップ

 7月は、企業研修や伝承講座でワークショップを見る機会がありました。

 そこで印象に残った言葉ですが、過去のデータなどに基づいて下す「判断」と、未来に対して決める「決断」があると言うことでした。

 災害時に限らず、人が生きていくためには、判断ではなく決断しないといけない時があると思います。そういった時に、自分自身が覚悟を持って決めることができるための心構えが必要だと感じました。

 そこで、「決断」というものも一種類ではないと考えました。

①いくつかの選択肢の中から、選ぶ
 例 うに丼か、イクラ丼か、ウニイクラ丼か

②とある行動をすることについて、するかどうか、現状から変えるかどうか決める(すでに動いている場合はやめるかどうかとなる)
 例 告白するか、しないか

 ①の場合は、結局どれかを選ぶことになり、どれも選択しないという保留の選択肢はあまりないですが、②の場合、告白しないという選択肢を選ぶのではなく、告白することが出来ず時間が経過するということが起こり得るとおもいます。

 しかし①の場合でも、時間軸で考えると未来に大きな影響を及ぼす場合は異なる場合もあります。選択肢によっては、その場で決めなくとも良いものである場合です。例えば、酔っていたり、体調が悪いなどの決断をするにふさわしくない状況下で、決めたことは後で後悔するかも知れません。そういう今すぐ決めないといけないわけではなく保留が許される選択にしては、時間が経って落ち着いた視点で考え直すことも必要だと思います。それは選択肢に限らずその時のテンションで命名してしまったりするような場合にも当てはまると思います。

 また、①の場合は、自分の中で同じ状況に戻って追体験したとしても、他の選択肢を選ぶ可能性はあるかも知れませんが、②の場合は、2つの自由に選べる選択肢で迷ったわけではなく、自分が行動を起こすに至らなかったのであり、記憶をリセットして何度追体験しても同じく行動できない結果となるような気がします。

 よくわからなくなりましたが、自分が感じたことを文字にしてみました。

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4.今月の写真

 自然の写真がたくさんありましたが、
 夏を感じる1枚です。

●かき氷と蓬莱島

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5.おわりに

 8月は、花火が沿岸でも開催されるそうですが、行けるのでしょうか?


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