見出し画像

理事長の仕事の一つは、予測して先回りすること

こんにちは、理事長の青柳です
先日、「学童コンサルタント始めました」という記事を載せましたが、早速の問い合わせが!やはりニーズはあるなと感じる今日この頃です。

南学童分割はうさぎっ子クラブ主導で行われた

先日、南学童を分割して南第二学童を新設しますとお知らせしました。

こちら、急に決まったような印象を持たれる方も多いかと思いますが、そうではありません。

南学童の利用児童数が大変な人数になるのは予測できた

近年の南小地域の人口増は周知の事実でした。しかも、住宅開発、利用児童数の推移など、さまざまなデータから見れば「まだまだ増える」というのも簡単に予想できることだったと思います。

うさぎっ子クラブとしては、さまざまな状況を考慮すると、「南学童を分割運営するしかない」という認識でした。この意思決定は2023年初頭のことで、それから何度となく会議を重ね、分割運営における想定事項を列挙し、支援員配置などをシミュレーション、また採用計画もそのようにしていきました。

最終的には、2023年のうちに、北本市に提案書というかたちで南学童分割案を提出しました。この時点では、民設学童への補助金施策も実施されていたので、その様子を見てからということになっていました。

問題は児童の移動、さてどうするか?

分割して広くなるけれど、その分移動しなければならない。南小学校から南第二学童(名称的には石戸第二学童、つまり旧栄小学校)までは1km弱あります。まあ、歩けない距離ではない。しかし、市内全学童、つまり全小学校の中で、南学童だけ徒歩移動でサービスレベルが低いということになっては、利用保護者の皆様としても納得できないところでしょう。なにより、ここだけ交通事故発生のリスクが高まるというのは大問題です。

バス買うか!

というわけで2023年冬、行政のOKももらっていない状態でしたが、マイクロバスを購入しました。決まってから車両を探していたのでは遅いと判断したからです。運良く程度良で、しかもうさぎっ子クラブにピッタリのオレンジ色のヤツが見つかりました。即断でした 笑

ちなみに、バス移動にかかる経費は法人の持ち出しで運用しています。市議会で補正予算という話もあるようですので、ぜひお願いしたいところです!

ご存知、キャロット号

2024年度初日の登室人数→行政の即断

さて、そういったところであっという間に2024年度の初日を迎えました。気になる登室人数は、なんと100名超、芋も洗えない大変な状況になりました。

この状況を即座に担当課に報告、分割の決断をしてほしいとお願いしました。状況をよく把握していた担当課は、即断で分割を決定してくれました。「2024年スタートしてすぐ分割が決まったね」と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、実は裏でさまざまな準備をしてきたということなのです。

決断する勇気

計画するだけなら大したコストにはならないかもしれません。しかし、先手を打ってバス購入ということになると、「そこまでして、もし行政にダメだと言われたらどうしよう?」という思いがよぎるかもしれません。

実際、そのようなリスクも考えました。でも、「まあ、失敗に終わったら幹部みんなで、利用者に怒られよう」と腹を決め、実行に移りました。

時として、トップは決断を迫られます。あらゆるリスクを検討して決断することがトップの役目です。そこで「もう少し検討してから・・・」と弱気になっていては、全てをし損じてしまう場合もあると思います。

いやらしくてもアピールするのも仕事

日本人はとかくアピールということを必ずしも良しとしないところがあります。しかし、理事長としてはどうしても伝えたい。

うさぎっ子クラブとは

  • 利潤よりも児童の安全を第一に考えている組織である

  • 予測される未来に対して、手をこまねいているような待ちの組織ではない

  • 大きな問題に対しての解決能力、計画能力、実行能力がある組織である

という組織です。

至らぬ点はまだまだあるでしょう。しかし、それらひとつひとつの課題にしっかり取り組み、成果を出せる組織である。ということを、今回お伝えしたかったのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?