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中途半端

つくづく思う。
私は中途半端だと。

学歴は有名な私大、その後大手ではないが業界では有名な企業に勤務。
クライアント、上司との関係は良好。着々と昇進はしているが飛び級的な経験はない。

いわゆる量産型女子で、合コンではモテはするがヤリ目で近づいて来る男が多い。
カラオケも絵も文章を書くのも好きだけど、あくまで下手ではないレベル。得意とは言えない。

そう。
私は、突出した何かがない。

一見、器用で何でもできるように思われる。
たしかにそれは合っている。
でも、70%くらい? ギリギリの合格ラインしか達していない。
全部、中途半端に手を出して、何にもなれない。

でも、たいていの人ってそうなんじゃない?とも思う。
自分のスキルってたいてい役に立たないんじゃない?
生活力的なものはさておき。

頑張るのをやめたい自分が背中にしがみついてる。
そりゃあ、本当はやめたい。能天気にサブスクのエンタメに浸かりたい。
色んな人に嫉妬して、自分を卑下する、こんな人生なんて今すぐに終わりにしたい。
でも、終わりにしたところできっと何者かになりたい自分を押さえつけられる自信はない。

なんで、急に中途半端だななんて思ったのかというと、
昨年末に買ったサーフィスの付録でついてきたペイントソフトで久しぶりに絵を描いて、意外と上手く描けて。
ここで、ひとつ発見がある。
私はちゃんと諦められる人間だったんだと。

中学生までは絵を描くのが大好きだった。
お絵描き掲示板でたくさんコメントを貰うのが喜びだった。
だけど、普通に青春を謳歌したいとか、そっちに夢中になって絵を辞めた。
投げ出したと言ってもいいかもしれない。
でも、それって、今の私にとっては全然ネガティブじゃなくて。
31歳を過ぎてもずるずると夢を引きずってしまいそうな気がしてたから、安心した。
私は諦めるをできる人間なんだって。
だから、安心して今は突き進みたい。

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