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【けテぶれ】学年で大分析

6月頃、同じ学年を組む先生に
「毎週金曜日に時間を取って,一週間のふり返りをしてみませんか」
と声をかけました。
そこから始めた『学年大分析』がどんな効果があったかを
ふり返りたいと思います。


分析の目的

(1)実践の交流と「足並みをそろえる」ということ

今年度から学年主任を務めることとなり,
初任者である相方の先生と4年生の学びを進めていましたが,
「もっと隣のクラスと協力できれば授業もスムーズに進むのでは?」
と思ったところから始まりました。

「どんな工夫をしながら授業を進めているか」ということだけでなく,
授業の進度やねらいなど,お互いが安心して日々過ごせるように最低限の「足並みをそろえる」ということを狙っていました。

(2)分析を意識することで,やることを明確に

1週間の大分析を始めてみることで、良い変化が見られました。
それは、
「週末分析を行うために、毎日の出来事を意識して覚えておこう」
ということでした。
今まで漠然と過ぎ去っていた毎日が、
前の週の振り返りをもとに明確に過ごすことできるようになりました。

分析の内容

実態・成果・悩みなどを+・-・→で

ふり返りの内容は、
子どもの様子、語り・言葉がけ(フィードバック)、具体物・具体的指導
を+(よかったこと)・ー(失敗したこと)・→(次どうする)
を使って分析しています。

+・-・→・!・?・☆まで書けたら分析マスター!?
書いていくことで成果と課題を再確認

分析の効果

(1)成果と課題を再確認

書いていくことで、
「これはできていた」「そういえばここはまだ甘いな」
などの成果と課題を整理することができました。
整理することで、「来週はこうやってみよう!」という見通しももつことができました。

(2)学年の先生と悩みを共有しやすい

お互い成果・課題を書きだして共有するので、
おのずと困っている部分も見えてきます。
そうすれば、
「ここはこうしたらうまくいくんじゃない?」
といった声かけもしやすくなりました。

最後に

分析をするためには、日々の振り返りは欠かせません。
1週間の振り返りを行う以上、ある程度の時間もかかるのも事実です。
ですが、教師自身が分析を行うことで、
子どもたちにも分析することの大切さや、
分析するときの観点を、
身をもって教えることができると思います。

ぜひ、みなさんの学年でも「分析する時間」を
とってみてはいかがでしょうか。

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