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クラフトビールペーパー、国を超える(海外配送Tips)

はじめまして。こんにちは。
株式会社kitafukuです。

今回は、海外配送についてまとめました!
どんな手順で行ったのか、弊社の事例でご紹介したいと思います。
(2022年5月現在の情報です!)

ざっくり経緯

いきなり海外配送の話題って「なんで?!」と思う方も多いかと思うので、ざっくりと経緯をご説明します…!
(手順だけ知りたい方は↑の目次からどうぞ)

弊社はクラフトビールペーパーという、クラフトビール醸造過程で廃棄となるモルト粕を紙に混ぜたアップサイクルプロダクトの開発・販売しております。

クラフトビールペーパーについて詳しくはこちらをご覧ください。

そんなクラフトビールペーパーですが、おかげ様で国内のお問合せも増えてきましたが、ある時海外から一通のメールが届きました。

詳しい内容は書けませんが、とにかく「クラフトビールのモルト粕をアップサイクルした”クラフトビールペーパー”があると知り、どうにか購入できないか?!」といった内容でした。

弊社は海外への配送も経験がなく、送れるかどうかまったく分からなかった状態ですが、国を超えてわざわざ購入したいと言ってくれる方がいると言うことにただただ感動し、どうにか送れないか!と考えたのがきっかけです。

【結論】購入はBASE経由、クロネコヤマトの書類パックを活用

ではどのように購入から配送まで行ったかというと、BASEで商品を購入してもらい、クロネコヤマトの書類パックでの配送を行いました。

BASEでは海外のお客様向けに英語表示や通貨の切替が可能です。paypal決済を追加すると海外からの支払いを受け付けてくれるようです。
通貨ごとにレート換算もしてくれます!便利!
こちらで先方の国の外貨を追加、購入したいと連絡があった商品に英語表記を加えました。

また、海外配送用の送料も個別に設定できるので、配送方法が決まったらこちらに料金を追加しました。

メニュー(弊社オンラインストアでは画面左上)から、言語と通貨を選択するとこんな感じで金額と言語が変更されます。(商品紹介などは自分で英語表記を追記する必要があります。)

商品詳細ページ

paypal支払い、国の選択ができるようになりました。

ちなみに、BASEでの海外利用事例を調べていて、海外と取引をするとアカウントが利用できなくなったという記述も見かけてドキドキしておりましたが、今のところ弊社ネットショップは問題なく利用できています。

お客様とやり取りの末、クラフトビールペーパーのポストカードを送ることに決まったので、最終的に配送手段はクロネコヤマトの書類パックとなりました。

書類パックは、名前の通り取り扱いは紙の書類のみとなります。
フロッピー・CD-ROMなど紙書類以外のものが同梱されている場合は書類扱いにはなりません。
大きさがB4サイズ(257mm×364mm)以内、かつ重さが1㎏以内であれば送れます。

紙類を送りたい場合は書類パックですと料金がぐっと抑えられます。
しかし、送る上で注意点があったので、後述のトピックでご紹介します。

【大前提の注意点】現在、海外配送に制限がかかっている

クラフトビールペーパーの場合、比較的厚さが薄い荷物となりますので、初心者が比較的わかりやすく配送できるところを調べると、郵便もしくはクロネコヤマトでした。
(大きい法人や海外配送専用のサービス等を使っている方はいつもの手順がおすすめかと思います)

ただ、調べはじめてようやく気付きましたが、現在様々な世界情勢の関係で、海外配送に制限がかかっている地域が多くあります。

現在国際郵便は一部の国で航空便の受付を中止しています。
私たちが配送したい地域も航空便は受け付けておらず、船便となると2~3か月かかると記載があり、断念しました…。

送りたい国・地域別の差出可否をチェック必須です。

しかし配送料金を調べると、定形外郵便なんかは思った以上にリーズナブルでした。(重さによっては海外にわたっても1000円前後で送れるのは感動です)
料金調べるページでは受付可否は書いていないので送れるんだ~と勘違いしました。注意です。

ポストカードは書類パックでは送れない?

クロネコヤマトさんの書類パックで送れるものについては、以下のページにくわしく書いていました。

書類パックで送れないもの(貨物扱いとなり、インボイス作成が必要)
・写真
・書籍やカタログ・パンフレットなど製本されているものや冊子
・フロッピー・CD・DVD (インボイス記載例 音楽CD:CD-ROM(MUSIC)、映像の入ったDVD:DVD(MEDIA))
・トレーディングカード
・ポストカード・メッセージカード 

クロネコヤマト よくあるご質問(FAQ)より抜粋

もしかして、ポストカードは送れないのでは??と思い、色々調べてどうしても分からず、クロネコヤマトのお問合せ窓口に問い合わせました。

回答としては、個人情報が含まれていなければOKということでした。

個人情報についてはどこまでがOKかは詳しく確認していませんが、メッセージカードもNGということは「○○さんへ」といった記述もダメかもしれません。

納品時に手紙も添えようかと思いましたが、相手のお名前は書かず、個人名を含まないかたちで簡単なメッセージだけ添えることにしました。

丁寧にご回答いただきありがたいです。

今回は書類パックでの発送のため、「インボイス無しの送り状」を記入しました。
5㎏以内の書類であれば「関税等諸費用の支払い方」などの指定の項目が不要で、簡略化されています。

やはり、配送に関して分からないことがある場合は、問合せ窓口かお近くの営業所の担当の方に確認するのがおすすめです。(日々大量の荷物を受け付けているので、予め質問をまとめておくとスムーズです)

まとめ:便利なサービスを駆使していくと簡単

今回の配送について改めてまとめるとこんな感じです。
・購入フローはBASE
 (外貨計算や配送先も海外向けにできる)
・発送はクロネコヤマトの書類パック
・国際郵便(航空便)は一部の国で制限あるため注意

海外配送を考えている方、配送予定の方にすこしでもお役に立てますと幸いです!

それでは!



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