土砂降り
ここのところ深夜、寝付いた頃に土砂降りの雨音で起こされる。
先週よりも睡眠時間はとれているはずなのに身体が重い気がするのはこのせいなのかとふと気付いた。
クーラーは嫌いなので窓を開けて寝ている。
バルコニーの屋根のある窓だから、よほどのことがない限り雨が降り込んでくることはない。だが雷の閃光と轟、激しい雨音は容赦なく入ってくる。
「アァ今日もか」
昼間、太陽は照りつけアサガオたちをうなだれさせる。日影を求めた小さな虫たちと同じように、暑さで我々の思考を止める。
自然は我々を敵対視しているかのように振る舞う。お前たちの居場所などこの地球上には必要ないと言わんばかりだ。
そして夜になり私の睡眠を奪う。
「このやろう」と思うのだが、お陰で今年は水不足の話は聞いていない。
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