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学生最後の夏休み


学生最後の夏休みの半分が終わった。「最後の夏」という言葉は、やりたかったことを実行するのに良い口実になる。そのおかげかせいか、夏休みと言えど普段よりも格段に忙しくなっている。目まぐるしく過ぎていく毎日では、じっくり考えたり、悩んだりする時間さえなくなっている。

朝から晩まで家を空けていることが多くなり、観葉植物の元気がなくなってしまった。私の気持ちの余裕は、この植物が示してくれていると言っても過言ではない。最近は特に辛い感情があるわけではないが、なぜか常に悶々としている。そろそろその感情とも向き合わなければならない。

大学での4年間で良くも悪くも、自分の性格や適性、得意なことと苦手なこと、などがわかるようになった。そのことで、無理をしない選択は上手くなったが、頑張ることも忘れてしまった。もしかすると、多少の無理が頑張るということを形作っていたのかもしれない。

久しぶりに会った人からの「元気にしてた?」という質問の最適解がわからない。本当に元気だったかどうかを問いたいのではないのだろうが、何を返してもうまく繋がらない。大抵は「ぼちぼちかな」と答えながら話題を探す。良いときと悪いときをなべれば、72%くらい元気だ。

満たされている状態はあまり長く続かないが、幸せだと思う瞬間はいくつもある。それは、普段少し踏ん張っているから味わえるのかもしれない。たまにその瞬間を知れるなら、今過ごしている時間が何かに従属することになってもいいとも思えてきてしまう。それは少し言い過ぎたかもしれない。


もうすぐ22歳になる。
少しは大人になれただろうか。

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