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分からないことや慣れないことに抵抗を感じるのはなぜだろう

何かの作業をするとき、慣れたツールと慣れていないツールがあった場合どっちを使いますか。
例えば、パソコンを使って仕事をする場面があって、WindowsとMacを選ぶことができる。
Windowsは使い慣れているけれど、Macは使い慣れていない。
という場合、おそらく多くの人はWindowsを選んで使うかと思います。

仕事では成果を出すことが求められます。
そのためには効率を求められることが多いので、大抵の場合慣れている方を使った方が良いかもしれません。

ただ、これが仕事ではなく学校や研修だった場合はどうでしょう。
学校や研修での目的は成果を出すことではなく、自分自身が成長することです。
だとすると、慣れたものを使うよりも、慣れていないものを使って新たなスキルを身に付けたほうが目的に沿っています。

これはツールに限った話ではなく、分からないものが出てきたとき、自分ができないことをやらなければいけない場面が出てきたとき、多くの人は抵抗を感じてしまっているような気がします。
仕事で成果を出さなければいけない場合、分からないことが出てきたら、調査するのに時間がかかってしまいますし、自分ができないことをやるのは時間の無駄だったり、仕事のクオリティが保てない可能性も出てきます。
なので抵抗を感じることは仕方がないことのように思います。
しかし、自分の成長という観点で見ると、分からないことが出てきたり、自分ができないことをやらなければいけないというのは、むしろプラスの出来事なので、もっと喜んだり楽しんでもいいのではないかと思います。

ですが、実際学ぶ場においても、分からないことやできないこと、慣れないことがあると抵抗を感じてしまう人が多いように感じます。
これは何が原因なんでしょう。
人間が持つホメオスタシス(恒常性)の性質によるものなのか。
それとも、教育の場で評価されたり人と比較される場面が多かったせいで、できないことをやるのに抵抗があるのか。
それとも、周りの目を気にしすぎているのか。
それとも、自分自身の成長について興味がないのか。
正直、原因は分かりません。

研修や学校では、分からないことに触れることや、できないことをやることに意味がありあます。
また、仕事においても、自分が成長することを目的の一つにするのは大事です。
成長すれば成長するだけ仕事の幅が増え、楽しさややりがいも増えてきます。
自分の成長について関心を持ち、分からないことやできないこと、慣れていないことに遭遇したときに、楽しさや喜びを感じれる人が増えてほしいと思っています。


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