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実践で役に立つための勉強では対話することが大事

以前、社会人になったら学生の頃の勉強方法は改めようという記事を書いたのですが、それに関連して追加で思った事があったので、追加記事です。

改めて書きますが、学生の頃の勉強方法は、基本的にテストのための勉強になっています。多くの場合、実践で役に立つことを想定した勉強にはなりません。

私たちは中学・高校の6年間、授業で英語を学びます。
その結果、英語がペラペラになる人はどの程度いるでしょうか。
おそらくほとんどいないでしょう。
私も英語は得意ではないし、話せと言われたらおそらく話せません。
話せないので実体験からは何も言えませんが、おそらく、英語を身に付けるための最も効率が良い方法は、英語を話さなければいけない状況に身を置くことでしょう。
留学したり、英会話教室に通ったり、外国人の友人を作ったりなどです。
そして実際に英語を話す人と対話をすることで、英語の習得が早くなると思います。

対話をすることは、英語に限らず、実践的なスキルを学ぶ上で重要な考えのように思います。

私は仕事でプログラミングを教えていますが、プログラミング言語を習得するための近道は、プログラミング言語と対話して仲良くなることではないかと思います。

具体的には実際にプログラムを書いて動かすことで、プログラミング言語と向き合いましょうという事。
プログラミングの教材を読んだり、ノートにまとめたりすることは知識を習得する上では必要な場合もあります。
しかし、それだけで実践的なスキルは身に付きません。

例えば、身近にもっと仲良くなりたいと思う人がいるとします。
その場合、その人のことをどれだけ長時間観察していたとしても、仲良くなることはできません。
もちろん、観察することでその人がどんな人なのかを知ることはできますし、それはそれで相手を知るうえでは大事なこと。
しかし、仲良くなりたいと思ったら、対話することが必要になるはずです。
そして、対話をした結果、観察していただけでは得られなかった情報を知ることができ、仲良くなればなるほど、色々な新しい情報を知ることができるようになるはずです。

これは勉強においても同じです。

教材を読んで、内容をノートにまとめるという作業は、仲良くなりたい人のことを観察して特徴をノートにまとめている作業と似ています。
(こう書くとストーカーっぽくなるけど。。そういう意図はないです。。)
実際に仲良くなりたかったら、観察するだけじゃなくて、直接対話をしなければ仲良くなることはできません。

もちろん、教材を読んで知識をインプットすることは重要。
知識をインプットしなければアウトプットすることもできません。

しかし、本当に実践で使えるスキルを身に付けるためには、インプットの後に学びの対象と対話をするというアウトプットが必要になります。

プログラミングの場合、実際にプログラムを書いてみると、思わぬところでエラーが出たり、実行した結果思いもしない結果になったり、逆にうまくいかないだろうなと思っていたらうまくいったり、やってみることで様々な発見があります。
これこそがプログラミング言語との対話。

対話をすることで、プログラミング言語と仲良くなり、その結果実践で使えるスキルが身に付くのです。

勉強においてインプットは大事ですが、実践で役立てたいのであれば、そのインプットした知識をもとに対話を通してより深い理解を目指してみるのどうでしょう。

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