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タイマー活用のススメ【質問力アップのツール】

先日こんな動画を見ました。

インフルエンサーの4人が、生産性を向上させるための効率化アイテムを紹介し、プレゼンバトルを行う動画です。

どのプレゼンもすごく面白くて紹介しているアイテムも魅力的に感じました。

その中で私がすごく良いと思ったのは茂木さんが紹介したタニタのタイマーです。

なんの変哲もない普通のタイマーですが、タイマーを使って自分で時間を設定することで劇的に仕事や勉強の効率が上がるとのこと。
詳しくは動画のプレゼンが面白くてわかりやすいのでそちらを見ていただきたいです。

効率化において時間を設定することは確かに重要で、以前私もこんな記事を書きました。

時間の制約を設けて、適度にプレッシャーを与えることで仕事の効率や理解のスピードが上がるという話ですが、どうすればプレッシャーを感じる事ができるかという具体的な方法論については踏み込みませんでした。

先に紹介した動画を見ていて、タイマーを使う事でタイムプレッシャーをうまく引き出せるのではないかと思いました。

自分自身の作業効率アップのためにも使えそうだとも思いましたが、人を育てるときにもとても有効だと感じました。
今私はプログラミングを教える仕事をしています。
その中で、受講生の質問力向上のためのツールとしてもタイマーが活用できそうだと思いました。

学習していく中で理解のスピードを早めるためには、質問の回数を増やして質問力を向上させる事が非常に重要です。
なので、受講生には10〜20程度自分で調べても分からない場合は質問するように伝えています。
ですが、実際には1時間以上自分の力だけで進めようとして、結局あまり理解が深まっていないという状況はとても多いです。

この問題の解決策がしばらく思いつかなかったのですが、先に紹介した動画を見たときに閃きました。
生徒にタイマーを渡し、演習問題を解き始めるときにタイマーを使って時間を計測し、時間内に終わっていなければ質問する事を強制すれば良いかもしれないと。

質問をなかなかしない人は、何かと理由をつけて質問する事を先延ばしにしようとします。

その辺りについてはこちらの記事が参考になります。

プログラミングに対して強い好奇心を持っている人は、知っている事を増やしたい、そして知らない事を無くしたい一心で自分から積極的に質問をしてくれます。

本当はそうなってくれるのが理想的なのですが、どうしても好奇心が少なく、目の前の問題を解いてカリキュラムをこなす事が目的になってしまう人も少なくありません。

そういう人に対してはルールと多少の外部からのプレッシャーを使って行動を促し、行動から考え方や価値観を変えていくスタイルにするのが良いように思います。

タイマーはそのルールとプレッシャーを生み出すためのツールとしてぴったりな気がしています。

今は仕事の関係上タイマーで質問力を鍛える事を試せる場はないのですが、タイミングを見て試してみようと思っています。

自分自身の作業効率アップのため、そして教育の仕事をしている人は、教え子の質問力向上のためにタイマーの活用を検討してはいかがでしょうか。

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