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残業時間を管理している会社では働ける気がしない

社員の残業時間を管理している会社はどのくらいあるのでしょう。ほとんどの会社は残業時間の管理をしているのでしょう。というか、労働基準法とかの関係でそもそも企業は社員の就業時間を管理しないといけないものなのかもしれません。詳しくは知らないけれど。

ぶっちゃけ、残業時間をきっちり管理している会社では働ける気がしません。良くないことかもしれないけれど、私は業務時間中に与えられた業務をしていないことが結構あります。noteを書いていることもあるし、自分が興味がある分野を勉強したり、業務と直接関係ないプログラムを作ってみたり。もちろん基本的に納期は守るし誰かに迷惑がかからないように自分の中で優先順位を付けて作業に取り組んではいるつもりですが、今少し余裕があるな、と思ったら、業務と直接関係のない、自分のためになるであろうことに取り組む習慣がついてしまった。

例えば、業務時間中に2時間程度、業務と関係ない作業をしてしまったとする。それで定時までにやるべきことが終わらずに、業務時間後に2時間働いたとする。すると実質業務をしている時間だけを考えると残業はしていないことになります。それを、退社時間だけ見られて残業していたかのように扱われるのはとても面倒です。自分で残業時間を申請するのであればまだ良いですが、退社時間から残業時間を計算されてしまったらたまったものではありません。管理職として働いている人の中には、残業の申請時間と退社時間に差があると理由を問い詰める人もいるらしい。そんな人の元で働ける気が1ミリもしないし、退社時間から残業時間を算出するような仕組みが導入されている企業で働くのは非常にストレスを感じることになりそうです。

以前勤めていた会社では、働き方改革の一環として残業時間を事前に申請しなければいけないという制度が導入されようとしていました。あれは本当に意味がわかりませんでした。私の中で、残業というのはその日の夕方に気分がノっていたらするし、ノっていなかったらしないものです。仕事をなめてると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、プログラム開発のような仕事は、気分がノっている時は集中力が持続して効率良く作業が進みますが、気分がノっていない時は集中力が続かず作業効率が落ちます。結果、効率を考えるとその日その時の気分次第で残業するかどうかを判断するのが私の中ではベストです。事前に残業時間を申請するなど私にはどう頑張っても不可能で、この制度を導入しようと言った人は本当に頭がおかしいのかなと思っていました。

きっと世の中には、それほど忙しいわけでもないのに無駄に会社に残って少しでも残業代を稼ごうとする人もそれなりの数いるのでしょう。結果、会社としてはそんな人たちの作業効率を上げるため、残業時間を事前に申請させるという意味不明な制度の導入を検討したりする。ある程度人が多い会社では、その分ルールや制約が増えるので、人が多い会社で働くのはなかなか難しそうだなと最近感じます。

多様性という言葉をよく耳にするようになりました。いろんな価値観を受け入れていくことはきっとすごく重要で、今後いろんな人を受け入れる会社が増えていくのかもしれませんが、多様性を「活かす」ことができる会社はそれほど多くはないのかもしれません。人が多くなるとどうしても何かしらのルール導入されます。そして新しく導入されたルールはきっと、その中で働く誰かにとっての足枷になります。ルールがなければ効率が上がらない人のためにルールを作って縛るのか。ルールが足枷になるひとのために自由にするのか。このバランスをうまく取れる人が、これからの時代のリーダーに求められる資質なのかもしれません。

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