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夢がある人はうらやましいと思っていたけど、最近はそう思わなくなった

私は昔から夢がありませんでした。
正直今もありません。
細かいことでやりたいこと、やってみたいことは多少はありますが、何年後にどうなっていたいか、というような将来のビジョンを聞かれても何も答えられません。

昔は夢がないとか、やりたいことがないことが軽くコンプレックスでした。
でも、最近はそういうことをあまり思わなくなりました。
むしろ、夢ややりたいことはなくてもいいと思うことが多くなりました。

夢がある人は、きっとその夢に向かって一直線に行動してきます。
やりたいことがある人は、やりたいことをひたすらやり続けていきます。
中には自分がやりたいことだけをやって、やりたくないことや苦手なことはやらない、という人もいます。
やりたいことだけをやって、やりたくないことや苦手なことはやらない、という考えは合理的で良いなと思う反面、
成長の機会を自分で削っているような気がしてもったいない、と思うことがあります。

私は学生時代から夢ややりたいことがなく、流れに任せるままに、当時は特に興味もなかったIT企業に就職して働き始めました。
組織の中で働いていると、やりたくないことや苦手なことをやらなければいけない場面もあります。
それは辛いことではありますが、そういった経験を積むことで自分自身が成長していることが実感できました。
もともとパソコンの操作も苦手でしたが、エンジニアになることで、ITに関する様々なスキルが身に付きましたし、それ以外にも様々なことを学びました。
エンジニアを経験した後は、知り合いからの誘いに乗っかり、転職して講師になりました。
もともと人前で話すのも苦手でしたが、講師になったことで大勢の前で話すこともできるようになりました。

夢ややりたいことがなくて流れに身を任せていたからこそ、苦手なことややりたくないことにも挑戦し、結果的に自分を大きく成長させることができたような気がしています。
自分の中でやりたいことが明確にあったとしたら、苦手なことやできないことを避けて通り、あまり成長していなかったのではないか、と思うことがあります。

もちろん、夢に向かって行動している人でどんどん成長していく人もたくさんいると思います。
たぶん、世の中には夢があった方が成長する人と、夢がない方が成長する人の2種類が存在するのではないかと思います。
だから、夢がないことは何も悪いことではない、と思いました。

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