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うまくいくことの第一歩は歩み寄ること

今日は少々嫌なことがありました。

相手の状況や都合を全く確認することもなく、拒否権のない業務命令。
言われた業務を渋々やってはみたものの、結果に対しては色々と不満をぶつけられる。
その主張の内容も全然ピンと来なくて、1ミリも納得ができない。
こちらの主張を伝えても話が全くかみ合わない。

私はきっとその人とは根本的に価値観が合わないのだと思います。

自分の都合だけで勝手に拒否権のない命令を出して、結果に対して文句を言う。
そして話がかみ合わない。
なかなか厄介な人だ。。
なんてことを思っていたのですが。。
そこでふと頭をよぎったことがありました。

実はプログラマーってそういう人ばっかりなのでは。

プログラマーの仕事

プログラムとは何かと聞かれてよく使用される模範解答の一つは、「コンピュータに対する命令」というもの。

プログラミングとはコンピュータに対する命令を作っていく過程のことで、プログラマーとはプログラミングをする人、つまりコンピュータへの命令を書いていく人のことです。

プログラムはプログラマーの都合で書いていくけれど、実行したときに思うように動かなかったときにはプログラマーは落胆する。

自分の都合で勝手に命令して、その結果が思い通りでなければ不満を持つ。

対象が人間なのかコンピュータなのかという違いはあるけど、私がすごくストレスを感じた扱い方を、普段プログラマーの人はコンピュータに対してしているのかもしれない。
なんてことを思いました。

コンピュータと人間の違い

ただ、実際には人間とコンピュータを同じように扱うのは無理があると感じる人がほとんどでしょう。
人には心があって、コンピュータには心はない。
これが今の時代の一般的な考え方だと思います。

でも、本当にそうでしょうか。
今、AIの技術が発達してきたことで、「心とは何なのか」というテーマが見直されているという話も聞きます。

仮にこれから先の時代、AIの技術が更に発達し、「心」という概念が見つめなおされてコンピュータと人間の区別がなくなった時、プログラマーという職業は、私が思う厄介な人間の集団となっている可能性があります。

ただ、プログラマーもそういう人ばかりではありません。
一口にプログラマーといっても色んな性格の人がいます。
むしろプログラムが思うように動かないことで不満を言う人は少数かもしれません。
プログラムが思うように動かないのはプログラマーのスキルの問題なので、そこに不満を言う人は三流だと私は思います。
つまり、私が思う厄介な人の部類に入るのは三流のプログラマーの人です。

優秀なプログラマーは、自分で作ったプログラムが思うように動かなくても、冷静に問題を対処して、自分の成長の糧にします。
そういう人はコンピュータに対して不満を漏らすことはありません。
むしろコンピュータに歩み寄ります。

うまくいく人

私が普段プログラミング関係の仕事をしているので、プログラマーの話をしましたが、おそらく、どんな仕事でもうまくいく人の本質は変わらないのだと思います。

管理者やリーダーの立場の人は、人に仕事を依頼するとき、相手の都合を理解しようとせずに無理矢理仕事を依頼してもほとんどの場合うまくいかないでしょう。
逆に相手に寄り添う形でお互いに理解する姿勢があればうまくいく可能性は高まります。

プログラミングでも、思うように動かないことに不満ばかりの人はうまくいかきませんが、コンピュータのことを理解しようとしている人はきっとうまくいきます。

どんな仕事でも、関わる人や扱う道具のことを理解しようと歩み寄ることができる人が、何事もうまくいくのだと思います。

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