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何もしたくないが全てのモチベーション

忙しいのは嫌。基本的に何もしたくない。
仕事の日は残業なんてしないで早く帰って家でゲームしたりマンガ読んだり本読んだりテレビ見ながらゴロゴロしていたい。
新卒でIT企業に就職したときはそう思ってました。

そのためにはどうしたらいいのかを日頃から色々と考えてました。
私は新卒でIT企業に就職したのですが、IT業界は残業が多いという話は就職する前からよく耳にしていました。
でも、それはきっとこの人の技術力不足。そんな風に思ってました。
だから、就職して数年で技術を極めてしまえばあとは毎日早く帰れる。
なんて思ってました。
だから最初の1~2年は必死に技術を勉強しまくってました。
でも、途中で気づきました。
どんなに技術を高めても、残業がなくなるわけじゃない。
仕事は一人でやるものではなく、たくさんの人が絡み合って一つの仕事が成り立っている。
自分ではどうしようもない力が働いて、やりたくないことやなかなか終わらない仕事が舞い込んでくる。
技術力をどれだけ高めたところで、コントロールできないものが色々あるのだと気づきました。

毎日早く帰りたい、という思いから日々必死に勉強していたのですが、必死に勉強を続けていると、それなりにできることが増えてきます。
そうすると「あいつは仕事ができる」という評価をされるようになります。
そうやって評価していただくことはありがたいですが、仕事ができると評価されると、それなりに難易度の高い仕事が舞い込むようになります。
そうすると、簡単な仕事をしている人よりもやることが多かったり、内容が難しかったりするので、むしろ残業が増えます。
早く帰りたいと思って勉強し続けたことで、逆に早く帰れる日が減ることになりました。

これを解決する方法はないか、いろいろ考えました。
行き着いた答えは、「後輩を育てる」でした。
自分ができることを後輩ができるようになれば自分の存在は不要になる。
そうなれば難しい仕事は舞い込んでこない。
そう考えました。
そして後輩を育てることに力を入れ始めました。
しかし、人に分かりやすく教えるというのはこれがなかなか難しい。
自分が相当詳しくないと分かりやすく教えることはできません。
だから、分かりやすく教えるためにはさらに勉強を重ねます。
そして気づきます。
人に教えることをすると、自分の中の理解が深まります。
人に教えるということをすると、更に自分がレベルアップすることに気づきました。

人を育てることに力を入れると、確かに人は育ちます。
でも、自分に降りかかってくる仕事の量は減らない。
結局、人を育てることに注力しても、楽することはできないと気づきます。

そんな時、私に転機が訪れます。
プログラミングの研修講師をしている知り合いから、うちに来ないかいという誘いを受けました。
人に教えることに力を注いでいるうちに、次第に教えることが楽しくなっていた私はその誘いを受けることにしました。

そしてなんやかんやで今も講師を続けているのます。
講師になると、毎年プログラミングを学習したい、しなければいけない人達に教え続ける必要があります。
そう、結局楽できないのです。

次なるステップとしては、クオリティの高い動画や教材を作り、自分がいなくてもプログラミングを教えることができる仕組みを作ることです。
そうすれば楽できるようになるのではないか。
と信じています。

これから先、どうなるかは分かりませんが、自分が楽をするためにこれからも頑張りたい。

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