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チームでの仕事はコミュニケーションの設計が重要かもしれない

チームでの仕事の効率を上げるには、コミュニケーションの設計が重要かもしれない。仕事において、複数人で共同作業をしている様子を見ていてふと思いついた話です。

仕事をするときは、内容にもよりますが、1人で仕事をすることよりも、複数人が集まって1つのチームとして仕事をすることが多いです。

一般に、チームになると1人で仕事をしているときよりも効率は上がりますが、単純に2人になれば2倍に、3人になれば3倍に、、と雪だるま式に効率が上がっていくかというと、案外そうでもありません。

それは、作業分担、スケジュールの管理、コミュニケーションコストなど、人が増える分だけコミュニケーションと管理の作業が増えることが大きな要因です。

ただし、うまく役割分担すれば、2倍以上の効率になることもあります。
要は、人数が2倍になっても効率が2倍になるとは限らず、1.5倍になることもあれば3倍になることもあるということです。

と、まあ、ここまではチームで仕事をしたことがある人なら大体想像がつく内容だと思います。本題はここから。

チームで仕事をする場合、チーム間でのコミュニケーションは多い方が良いでしょうか、それとも少ない方が良いでしょうか。

個人的には、多い方が良いと思っています。
それは、コミュニケーションが少ないと、チーム間での認識のすれ違いが発生しやすくなるため、後になって手戻りが発生する可能性が高くなるからです。また、チームの中には、スケジュールが遅れていたり、問題を抱えているにも関わらず、なかなか言い出せずに進捗が止まっている人もいるかもしれません。
そうならないためには、定期的にコミュニケーションを取りながら進めていくことが重要だと考えています。

ただ、コミュニケーションを多く取ることによるデメリットが2つあります。1つ目は、コミュニケーションそのものに時間を取られることで、その間進捗が止まってしまう事です。
2つ目は、コミュニケーションが発生することで集中力が途切れてしまう事です。

私はエンジニアとしてプログラム開発の仕事をしていましたが、プログラム開発というのは結構、集中力のいる作業です。

どこかで聞いた話ですが、集中力は1度切れてしまうと、再び同じ状態になるまでに15~20分ほどの時間を要するのだそうです。

そう考えると、コミュニケーションが発生するたびに集中力が切れてしまうのは開発の仕事においてかなり非効率なことが分かります。

プログラミングの仕事は、集中すればするだけ生産性が上がります。
プログラマの中には、プログラミング中にいわゆる「ゾーン」に入る人もいるそうです。

私はゾーンに入った経験はおそらくないと思っているのですが、ただ、納期に追われているときに1人の状態でプログラミングをしているときは、眠気も感じず集中力が持続し、短時間でかなりの量のプログラムを作成できたことを覚えています。

まとめると、コミュニケーションが少なすぎると、チーム間での認識のすれ違いが発生する確率が上がるため、作業効率は下がる可能性があります。
だからと言ってコミュニケーションが頻繁過ぎると、集中力が持続しないため、これまた非効率です。

チームでの仕事の効率を上げるためには、集中力が切れると効率が下がることをチーム間で共有し、集中を途切れさせないためのコミュニケーション設計を行うことが重要だと思います。

どのタイミングでコミュニケーションを取るのか。どんな手段で取るのか。
それらを事前に設計しておくことで、チームによる仕事がはかどるようになるのではないかと思います。

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