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個人でシステムを運用するのはなかなか辛いというお話。

社会人になってからはITエンジニアとして働き、今もIT業界で働いているので、その経験を活かして、現在個人で小規模なWebシステムを運用しています。本業とは別で収入を得られているので、メリットは大きいし羨ましいと思う人も多そうですが、実際のところ意外と面倒なことも多い。そんなお話。

運用しているWebシステムは、時間帯を問わず常に稼働している状況。当然のことながら、障害が発生したり何らかの不具合があると時間帯を問わずにすぐさま連絡が飛んで来る。そのシステムの開発依頼をしてきたのは昔からの友人で、お互い軽いノリで言いたいことを言い合える関係性なので、人間関係のトラブルや信頼関係の影響はあまり心配していません。それでも、連絡がきたら早急に対応しなければいけないというプレッシャーは多少あるし、自分が作ったプログラムがバグっていることを人から指摘されるとそれなりに凹んだりもする。

近しい友人からの依頼で開発したシステムの運用でもそこそこ面倒だと感じるのに、そこまで親しくない人からの依頼で個人でシステムを運用したとしたら、より面倒になりそうです。かなり精神的に強くないと難しいのかもしれないと感じました。

まだ私が新卒でプログラミングを習いたてのころは、「プログラミングができればスマホアプリを開発してワンチャン本業以外でたくさん稼ぐことができる。エンジニアとはなんて夢のある職業なんだろう」ぐらいに思っていました。けど、仮に個人でスマホアプリを開発して世に出した場合、顔も名前を知らないユーザーから不具合報告やクレーム・要望などがたくさん飛んでくるかもしれない。そう考えると、収入に対しての精神的ダメージと奪われる時間というのは意外と割りに合わないのかもしれません。

会社の仕事としてシステムを運用する場合、個人に対してシステムの売上が直接収入して入ってくることはありませんが、何か問題があった場合でも責任はある程度分散されるので、精神的な負担は個人の場合よりも軽減されます。

自由には責任が伴う

結局のところ、これが結論だと思いました。
個人で請け負った仕事は、その分の収入を独り占めできるけれど、その分全ての結果を自分で背負わなければいけません。
会社で請け負った仕事は、責任や仕事量は分散される代わりに、収入は会社から与えられる分だけになる。

どこまで自分で責任を持つか。どれだけ自由でいたいか。

そのバランスを考えて、自分の性格に合った働き方をしていくのがベストなのでしょう。

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