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この本こそ少子高齢化を解決する本かも?「自己肯定力」を読んだ感想

Youtube講演家として有名な鴨頭嘉人さんの「自己肯定力」シリーズを読みまし。
これを書いている時点では「自己肯定力3」まで出版されていましたが、3はまだ読んでいません。
タイミングを見て3も読みたいと思いますが、とりあえずは1と2を読んだ感想です。

「自己肯定力」では、鴨頭さんの長男(師匠)とのエピソードとともに、そこから得られた気づきが紹介されています。
「自己肯定力2」では、鴨頭さんの長女とのエピソードとともに、そこから得られた気づきが紹介されています。

まず率直な感想としては、何と言っても読みやすい。
かわいいイラストがちりばめられていて、文字も大きく、セリフも多いのでとても読みやすい。
普段あまり本を読まない人にもおすすめです。

それぞれのエピソードを通して得られた気づきはどれも「本質」と呼べるようなもので、非常に勉強になります。
どんな状況も結局は捉え方次第。
一見ネガティブに考えてしまいそうな出来事でも、捉え方ひとつでポジティブな感情に変換することができるのだと気づかされます。

もう一つ、私がこの2冊を読んだ上でのトータルの感想は「子育てって楽しそう」でした。
何故そう感じたかというと、著者の鴨頭さんが、子育てを通して自分自身も成長しているように感じたからです。
「自己肯定力」シリーズでは、鴨頭さんが、自分以外の人のエピソードから得られた気づきを紹介している本です。
子育てというと、大人が子供に様々なことを教えて成長されるというイメージを持ちますが、この本を読むと、子供が成長することで、育てている親もたくさんの気づきが得られて、より成長できることが分かりました。

私は現時点で子供はいなくて子育ての経験はないので、子育ての大変さも楽しさも分かりません。
子育ては大変なイメージがありますし、実際に子供がいたら、想像している以上に大変だろうと思います。
ですが、その大変さから得られること、そして子供の成長から色んな気づきを得られると考えると、自分自身が大きく成長したければきっと子育ては経験したほうが良いのかもしれないと思いました。

今は昔に比べて多様な生き方が増えていると思います。
結婚しないことを選択する人や、結婚しても子供を産まないことを選択する人もきっと増えてくるように思います。
多様な生き方があって良いと思う一方、少子高齢化という社会的な問題があるのも事実。

この本を読むことで、子供を欲しいと思っていなかった人ももしかすると子供が欲しいと思うきっかけになるのではないか、と感じました。
特に、自分自身が成長することが楽しいと感じる人にとっては、この本は子供が欲しいと思う一つのきっかけになるのではないかと思います。

逆に、現在進行形で小学生や中学生の子供を育てている人にとっては、子育てを通して自分自身を成長させるための視点を発見するきっかけになるのではないでしょうか。


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