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【77】腹は立てども寝かせておけばよい

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私たちはどうしてもネガティブになりがちです。雨の日一つとっても、意識することなしでは、すぐにテンションが下がってしまいます。

しかし、お天気に戦いを挑むこと自体無意味です。気分が悪くなったところで、自分の1日もしくは未来が台無しになるだけでしょう。

引き寄せの法則を実践する中で、「今、現在の感情が未来を創る」ということがわかってきました。
ネガティブな状態をそのまま放置していては、不快さはやがて怒りに、迷いは悩みに変わります。痛みはどんどん深くなるばかりです。

かといって、怒っている状態から、笑顔になれといってもこれは無理なことです。そのまま無理に実行すれば、こんな感じになります。






もはやネタ状態です😆

従って、ネガティブな思考を見つけたら、まずはニュートラルの状態に戻す必要があります。


まずは深呼吸をして、ネガティブな感情を揺り動かしている原因を冷静に見ます。目の前で起こっている現象をただの事実として観察する。

雨が降っているのであれば、それは「雨が降っている」という事実だけであり、これ自体は良い悪いは関係ありません。


この後出かけるとすれば、濡れる可能性があるからイライラするのでしょう。しかし、傘をさせば濡れないし、屋内へ入ったら畳むだけ。ただ一つ手が塞がるということがネックかもしれませんが、それもただ手が塞がっているという事実だけ。


現象に対して、いちいち感情を挟むことによって、そこに気分が良い悪いの判断が発生します。

感情を置いておいて、気分が下がるような要因を一つ一つ見ていき、その都度「現象」として処理していくと怒りの発生を最小限にとどめることができます。


ノートルダム清心学園の理事長を長年務められた渡辺和子さんはこうおっしゃっています。

「自分は何を言われても、怒ったり根に持ったりするような人間ではない」といい人ぶることではありません。
理不尽な目に遭えば、私も腹が立ちます。でも、腹を立てても物事がよくなるわけではないから、腹を寝かせておくわけです。
それを可能にするのは、自分との対話であり、自分との闘いでしかないのです。

渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい(幻冬舎文庫)』


聖職者として長年多くの生徒たちを導き、マザーテレサの通訳もしながら、傍らでその教えを聞いてこられた方ですらこのようにおっしゃています。

凡人たる自分がネガティブな感情が出てこないはずはなく、無かったことにするわけにはいきません。

発生する自分のネガティブな感情に意識を向け、注意深く観察する。
その後ネガティブな感情を増幅させたり、振り撒こうととする自分を諌めて、その都度ニュートラルへ戻していく。

これまで行ってきた潜在意識の書き換えや感謝習慣は、ネガティブな感情の発生率を下げることができるでしょう。
それでも発生する感情に意識を向けていくことでかなりの時間をニュートラルな状態でいられるはずです。

この状態で少しでもポジティブな気持ちになれるようなこと、例えばおいしいものを食べることであるとか、美しいものを見るであるとか、楽しいと思えることをするなどしてみる。
するとスムーズにポジティブな状態へ持っていけるでしょう。


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