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曽爾ナジー No.2

前回の続きです。『へてから音頭』見ていただけたでしょうか。数字ではない、と言い聞かせつつも再生回数、またはnoteの閲覧数で少し自信を無くしかけています。っかしいなあ…全米が泣いた!くらいみんなが見て泣いて笑ったと思っていたのだが。笑 
自画自賛(知らんがな)

また続けて書きます。メンバー紹介は書かないと気持ち的に次に行けない。ということで、しつこいですがもう一度どうぞ!


”へてから”=ほんでから=それから という意味で近畿地方あたりで使われるそうです。この言葉を曲のタイトルに使ったのは大きな意味はなく響きがおもしろい!ということですんなり決定しました。というか制作に時間がなかったのです、三日間の限られた時間で音楽と歌詞と踊りまで作りたかったので。完璧な完成ではなくてもとりあえず枠組みだけ作っておけば、来年以降この盆踊りをまたやるときはその時にアレンジしていけばいいし、受け継がれなかったとしてもそれはそれで。

それではへてから音頭共創会のメンバー8人の紹介です。

◉寺前健史さん トマト農家さん
曽爾村で『ほら吹き隊』という名前で吹奏楽の大人の部活動も率いられています。トランペット担当。


お話好きで、いや好きというより特技なのか?お話をしていると落語を聞いてるようなテンポがあります。軽快なおしゃべりは続くよどこまでも。
農家さんというのは決して寡黙ではないことを寺前さんの存在でみんな知る。そして楽器が弾ける農家さんってなんだかかっこいい。なんとなく喋り方とトランペットという楽器が合ってます。そのひとの持ち味と使う楽器はつながるのでしょうか。演奏はその人が出ますけどね。

ご自宅のすぐ裏にある川にかかっている橋がお気に入りで、高校生のころにこの橋で楽器の練習をしていたら「やかましい!」と怒られたそうです。音がうるさい!というクレームではなくて「知ってる曲を演奏しろ!」と。
通称・前坂橋。今は少なくなった沈下橋です。見たことはあっても私は橋の上に立つのは初めてで、なんとなく映画のワンシーンにいるような、演技をしたくなるような気持ちになりました。してないけどね。


ほら吹き隊で老人施設で慰問演奏することもあるので、誰もが知っている曲を選んで演奏されたり、中学生とのセッションではあいみょんやパプリカをリクエストされてそんなん知らんわ、という世代ですが、突っぱねるのではなくて受け入れて、曲を何度も聞いて覚える。
農業以外の話をされるときの寺前さんの表情はなんとなく楽しそう。
さらに3日間の盆踊り制作でさらにむじゃきな寺前さんを知ることに。むじゃきというか子供というか。笑

永沼が持参した子供用のグロッケン kawaiなのでとてもきれいな音がします

寺前さんは諸事情があり、残念ながら本番の屏風岩公苑での踊りには参加ができず、ちゃんとご挨拶ができないままのお別れでした。またいつか!ご自宅までの道は覚えているので突撃するかもしれませんよ!


◉鬼塚幸太郎さん (以下、鬼ちゃん)ギター・ボーカル 作詞担当
まずこちらの動画をどうぞ。へてから音頭制作の舞台裏です、最後に注目(1:17〜)


初日、旋律はこんな感じかな?とみんなでワイワイしていたら突然鬼ちゃんが歌い始めた。本人はウケを狙っているわけではなく”ノッてきた”だけ。それ故に余計に笑いが込みあげ、カメラがブレないように必死だったわよ。ボソボソとしゃべり、彼がそこにいるだけで場が和むというか癒されるというか、見ているだけでクスクス・ニヤニヤしてきます。デカイんですけどね、身長が183センチあるんですけどね。


動画の中で鬼ちゃんが歌っている俺んちのスーパー

鬼ちゃんは寺前さんのところで現在トマト農家の見習いで、来年から独り立ちです。元々飲食の仕事をしており、会社の移動で京都から東京に移ってすぐにコロナの影響で働いていたレストランがうまく回らず、これからの生き方を考えた時、新婚であり、子供が生まれたばかりだった。
「生活の中に仕事があって、さらにその中に子育てがあって、家族の時間があって。子供が生まれた時にそれが理想だったんです。それができるのが農業でした、ずっとやりたかったんです。」
作っていたものはケイジャン料理だったため農家をするなら、トマトと決めていた。たまたま曽爾村の地域おこし協力隊のトマト農家研修生を募集を見つけて、家族で曽爾村に移り住んだ。村に来てからお子さんがもうひとり増えて家族4人暮らし。
鬼ちゃんには奥さんとケンカしていつも逃げ込むところがあり、気になったので連れて行ってもらいました。普通の公園w
しかも公園に入らずに、この入り口のところで車を止めて、タバコとコーヒーを一服して落ち着いたら家に帰るのがいつものパターン。いつでもいかなる時でも自分を受け入れてくれる場所で、曽爾村に来てから何度もこの場所に救われたそうです。特にきれいな風景でもなく、公園のベンチに座るわけでもないのにね。鬼ちゃん。

楽器はずっとやっていたんですが、バンドでやるより酒場のその場でセッションする方が楽しくていろんな人といろんなジャンルの曲を合わせる方が好き。それなのに今回、盆踊りのリハ・練習・本番で何度も同じを曲をやってくれてありがとう!せっかくの野外だったから本当はいろいろ変化をつけたかったよね。でも楽しんでくれてたよね?笑
心からありがとう!


◉小倉彩香さん 三味線&フルート担当
彼女が住んでいる部屋にはいろんな楽器がありました。三味線・フルート・篠笛・ウクレレ・電子ピアノ・ゴミ箱で作った太鼓、あと他にもあったような気がする。いろいろやりすぎちゃってるかな?と思ったこともあったそうだが、友人に「思いついたことはやった方がいい」と言われて気が楽になった、と。

家から見える川の風景が好き。いつも川をながめながら楽器を奏でる。


感動したら自分もやりたい、という方に流れていく方。一緒に過ごした時間はたった数日の数時間でしたが、小倉さんが楽しい方に流れていく現場を何度も見かけました。まるで水のように柔らかく、透明でスルスルと。不思議なんですが、子供のように無邪気にという感じもなくてなんというか深い愛を持って楽しみそれを人と共有する魔法がすごい。

大阪出身でいつか田舎に行きたいという思いがあり、長野・群馬を経験し昨年から曽爾村に移り住み、現在そにのわGLOCALという団体で働いています。観光ではなく、地域資源を活かした体験型のプログラムをコーディネートするところです。心から楽しそうに仕事をされていたので、仕事という枠を越えちゃっていて清々しいです。

群馬でのできごと。知り合いになったおばあちゃんに野菜をもらい、お礼にお宅にあった調律をしていなくてなかなか音ができにくいピアノを演奏。譜面もあったので弾いてみてと頼まれたのだそうです。おばあちゃん、大喜びでそれだけでは終わらず、今度はおばあちゃんが近所の方々に声かけをして集まったのでみんなが知っている歌謡曲を演奏。かっこいいですよね、楽器を操れる人って無条件に。いつか仕事とは別に、個人の活動として曽爾村でも弾けなくなったピアノでそのひとの(ピアノの持ち主)思い出の曲を弾いてみたいと話していました。彼女の愛は広くて深い。

小倉さんも曽爾村の沈下橋が好き 冬に友人とここでカップヌードルを食べた

(*ここまでの3人はゆっくりと話をする時間をもらっていたので長い紹介となりました。ここから5人の方はちょっと短くなります、手抜きじゃないよ)


◉安井一真さん いろいろ担当・結果的にドラム
鬼ちゃんの友人で、どう紹介していいかわからないほど不思議な人です。引き出しが多くて。
『へてから音頭』の動画で本番に入る時に、ちっちゃな子が「オレンジ!」とマイクで叫んでくれた後にイントロが始まります。この場面が大好き過ぎてもだえるほど好きで、ひとりニヤニヤしながらリピートしちゃう。
なんでオレンジ!なのか、は動画見てくださいね🧡 となりの櫓でドラムを叩いていた安井さんの仕業です。あの場面でなぜあの神アシストができるの?あの人は何なん?天才なの?安井さんって鬼ちゃんに尋ねたところ、なんでも受け入れるところが最大の魅力で一緒に遊んだり旅行したらとてもおもしろい、と返ってきました。
ところで安井さんね、曽爾村在住じゃなくて名古屋在住なんですよ。でもなぜか居てくれてですね・・・来てくれて、ありがとう。どこでそれ買ったん?って突っ込みたくなるド派手なちょいヤーさん柄の100円で買ったというシャツで本番に臨んでくれてありがとう。




次回もメンバー紹介に続きます、ここまでありがとうございます。
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