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2022_0411_本読み

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冒頭の写真:

ジョギングの時、いつも歩道橋のこの位置から写真をとります。

車が毎日違うし、普段は見えない積荷など、とくにおもしろいです。
元はインスタにアップのためでしたが、その目的がはっきりしてはこなかったので、消滅。
ただ、やっぱり面白いので とってしまいます。

このzoom本読みも、最初はコロナで自宅待機になった こども達に と
2年前にはじめました。

今は、声に出すこと、ある本をみんなと長い時間共有しながら読む、という特殊な楽しさに目覚めたので、やめられない習慣です。

参加してくださる方々に感謝です。

持ち寄られる本に、自分の無意識までもが揺さぶられ続けるのを感じます

散歩(山崎には=ジョギング)とか夢見と似てると感じることがあります。ほぼ毎日やること、連続性が感じられるところ。



4月11日(月)は以下を読みました。

振仮名ふりがな歴史れきし

今野真二 著
集英社、2006年刊
第四章 明治期の振仮名
第三節 翻訳小説の振仮名
第四節 夏目漱石の振仮名

『それから』の話題が続くのですが、同日に連載していた「東京朝日新聞」と「大阪朝日新聞」の振仮名がおどろくほど違っていました。

これには驚きました。停車場ていしやば停車場ステーシヨン雑談ざふだん雑談ざつだんなど、いろいろ。

当時どうやって原稿を東京と大阪で共有していたのだろうと、読み終わってからしゃべりました。コピーもファックスも無い、青焼きもまだかな、写真かな?

漱石は資料が非常に豊富に保存されている作家だそうで、ここでも、手書きの原稿、総ルビの新聞連載、単行本、の振仮名の変化がとても面白かったです。

(音読した人:山崎)





『アンドルーのひみつきち』

ドリス・バーン  絵と文、千葉 茂樹 訳
 岩波書店

道具でも家でもなんでも、作るのが大好きな子、アンドルーのお話。

アメリカっぽいな〜と思いました。
友達の名前がリアルだったから、もしかして実話?

レイ・カーツワイルの話を思い出しました。

NYのアキバ・・・でジャンクパーツを買いあさり、
「なんでもできるマシンを作る!」が夢の子。

友人に勧められて読んだ『不老不死ビジネス 神への挑戦』(チップ・ウォルター)の中にでてきます(超有名人なんだろうけど、山崎はここではじめて知りました)。

(音読した人:はやしさん)






『目の見えない人は世界をどうみているのか』

伊藤 亜紗 著、光文社
序章

こどもの時に読んだ『ゾウの時間、ネズミの時間』(本川達雄)での、

生物学の意義は一般の人の想像力を啓発すること

という考えに深く感動した著者でした。

想像でさまざまな生き物になって世界を感じることが趣味。
結果、あまりに細分化された理系の教育になじめずぶん系にてん向。

美学と生物学の中間に身をおくことになったそうですが、それってどんな感じなんでしょう?

(音読した人:こいでさん)





『学問のすゝめ』

福沢諭吉 著、岩波文庫、
七編 国民の職分を論ず

〈政府の処置を見て不安心に思うことあらば、深切にこれを告げ、遠慮なく穏やかに論ずべきなり。〉

とありました。
明治一桁当時、どうやって政府に意見を言っていたのかな、と思うと同時に、現在、どこでどう意見を言えばいいのか、と思い、検索。

首相官邸ご意見募集、というのはあるんですね。

コロナのPCR検査を徹底してもらいたいです。(アメリカでは精度がPCRと同程度(とはこの記事には書いていないが、アメリカの友人もそう言っていた)の簡易検査キットが家庭に無料で配られている。。。)

そうしたら、外出やなにかの不安がすごく減りますね。

(音読した人:めいさん)





『本の中の世界』

湯川秀樹 著
岩波新書
「近松浄瑠璃」

近松の物語は、構造そのものに独創を作る仕組みを含んでいる、そこに物理学者としては面白さを感じている、と結んでいました。

近松、芭蕉、西鶴、江戸時代のことばの達人たち。

山崎は興味はあるので、まわりに、この人たちの本を散らばらせています。が、ちら読みしては、あまり踏み込めないままでいます。

芭蕉については、このzoomで「スローリーディング」しだしたことで、踏み込むきっかけになっています。近松もいつか。

(音読した人:きよもとさん)


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