転職の思考法_読書メモ
結論
転職の考え方を物語形式で書かれている本。読みやすい。(導入の主人公が50万払うところがザルすぎて読む気失せたけど耐えて読んだ。それ以外は良い本)
前提転職は悪いこと、っていうタブー感をなくしたいという作者の思いがある本だった。
今まで職についてちゃんと深く考えずに、失敗したりもしたが、本当考えればよかったな、って改めて思った。
次、転職する時はこの本に書いてあることをベースにしっかり考えようと思った。
やること
・自分の技術資産を洗い出す
・半年で経験したいい緊張と悪い緊張それぞれ数える
第一章 仕事の「寿命」が尽きる前に、伸びる市場に見を晒せ
自分のマーケットバリュー(市場価値)を把握する
マーケットバリューは3つでできている
①技術資産
②人的資産
③業界の生産性
①技術資産
「専門性」と「経験」でできている
・専門性≒職種
例:マーケティング、法人営業、新規開拓、プログラミング などなど
・経験=職種に紐付かない技術
例:チームマネージャー、ゲーム業界経験
20代は専門性を取り、30代で経験をとったほうがいい
理由は専門性がない人間に貴重な経験は回ってこないから
②人的資産
簡単にいうと人脈
40代以降は人脈が大事になる
③業界の生産性
産業別のGDP
これは最大20倍近く違う
一人あたりの粗利がその業界の給料原資である
なのでいくら技術・人的資産が高くても業界の生産性が低いとマーケットバリューは絶対に高くならない
技術資産を整理してみようと思った
業界の生産性って言われてみれば当たり前なんだが視野に入れてなかった
絶対にやってはいけないこと
10年前とまったく同じサービスを、同じ顧客に売っている会社を選ぶこと
変化がないことはいいことでもあるが、新たに働く人間にとっては最悪。
なぜなら今から入っても確実に代替可能な人材にしかなれないから。
コモディティになる、最低10年分は、先輩がいる。
ふむふむ
伸びるマーケットを見つける2つの方法
①複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する
②既存業界の非効率を突くロジックに着目する
ほーん
面接で聞くといい質問
・どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか?
・今一番社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か?なぜ活躍しているのか?
・自分と同じ用に中途で入った人物で、今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務を担当しているのか?
上記を聞いて、自分が活躍できるイメージを持てればOK
反対にイメージを持てなかった場合、活躍できる可能性は低く、苦しむ可能性が高い
なるほど
良いベンチャーを見極める3つのポイント
・競合はどこか?そして競合「も」伸びているか?
・現場のメンバーは優秀か?ベンチャーの経営陣は優秀であるのが当たり前だが、ほかも優秀か?
・同業他社からの評判は悪くないか?
ふむ
良いエージェントの5箇条
・どこがよかったか、入社するうえでの懸念点はどこかをフィードバックしてくれる
・案件ベースでの「いい、悪い」ではなく、自分のキャリにとってどういう価値があるかという視点でアドバイスをくれる
・企業に、回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる
・「他にいい求人案件はないですか?」という質問に粘り強く付き合ってくれる
・社長や役員、人事責任者などとの強いパイプがあり、彼らとの面接を自由にセットできる
まあ参考までに
第三章 あなたがいなくなっても、確実に会社は回る
・転職後期に迷いが生じたら、そもそもの目的に立ち返る
・マーケットバリューと給料は長期的に必ず一致する。すでに給料が高い成熟企業と、今の給料は低いけど今後自分のマーケットバリューが高まる会社とで悩むことが、あれば迷わず後者をとれ
第四章 仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろうか?
人間には2パターンいる
・to do(コト)に重きを置く人間・・・・何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている
・being(状態)に重きを置く人間・・・・どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する
99%がbeingで「心からやりたいこと」という幻想を探し求めて、彷徨うことが多い
なので心からやりたいことなど必要なく「ある程度やりたいこと」を見つければいい。それは必ず見つかる
beingの人間は状態が大事、状態には自分と環境の2つがある
1.自分の状態:主人公は適切な強さか、主人公のことを好きか
└1人だけ突出して弱い、強いと面白くない。やっている業務に対して自分が好きになれるか
2.環境の状態:緊張と緩和のバランスは心地よい状態か
└いい緊張と悪い緊張のバランスを知る
・半年で経験した、仕事においての強い緊張を「いい」「悪い」でわける
悪い緊張が10個以上→職場を変えたほうがいい
いい緊張が3個未満→より難しい業務ややったことのないことに挑戦する
フロー理論ですね
良い言葉メモ
P76
組織にいると、給与は当たり前のようにもらえるものと勘違いする。大きな会社にいる人間ほど、実力以上の給与をもらっていることが多い。その中の多くの人間は、会社が潰れそうになったり、不満があると、すぐに社長や上の人間のせいにする。だが、君が乗っている船は、そもそも社長や先代がゼロから作った船なんだ。他の誰かが作った船にあとから乗り込んでおきながら、文句を言うのは筋違いなんだよ。
P100
強い会社とはいつでも転職できるような人間がそれでも転職しない会社
優秀な人間が2~3年神輿を担いで一緒に頑張ってくれたら御の字
P241
村上憲郎氏(誰か知らんかった)いわく
「最終的に転職するような優秀なやつは、在籍しているときは、必死になって会社「みこし」を担いでいるわけでしょ、辞めるまではさ、一生懸命、会社を担いでくれる人材なのよ。反対に、一生この会社にしがみつくぞ、みたいなやつはさ、おみこし担いでいるふりしてぶら下がっているわけよ。人事部が大事にしなきゃいけないのは、ぶら下がっているやつじゃなくて、もしかすると3年後にいなくなるかもしれなけど、今必死に担いでるやつなんだよ」
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