【#17】 映画『ジョー・ブラックをよろしく』
死ぬ間際に幾分の猶予を渡されたらあなたは誰に何を伝えたいですか?
こんな方におすすめ
・恋人やパートナーがいる方
・ヒューマンドラマが好きな方
・自分の人生を見つめ直すきっかけが欲しい方
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ジョー・ブラックをよろしくのクレジット(監督・キャスト)
監督:マーティン・ブレスト
主演・出演:ブラッド・ピット,アンソニー・ホプキンス
再生時間:180分
公開年:1998年
あらすじ
【ブラッド・ピットが贈る、甘く切ないファンタスティック・ラブ・ストーリー。】
N.Y.のメディア王パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)の愛娘スーザン(クレア・フォラーニ)はコーヒーショップで出会った若者と心惹かれ合うが、想いを残したまま店を後に。
その直後、若者は交通事故でこの世を去ってしまう。
そしてある日、不思議な魅力を漂わせた若者がパリッシュのもとを訪れ、死期の近い彼を迎えに来たことを告げる。
若者の正体は、死の世界からの使者である“死神”。
しかし、人間社会に興味を抱いた死神は、パリッシュに猶予を与え、ジョー・ブラック(ブラッド・ピット)と名乗り、この世で短い休暇を過ごすことにする。
その夜、一家が食卓を囲んでいるところに帰ってきたスーザンは、ジョーを見て驚く。
死神がこの世で体を借りた若者こそ、コーヒーショップで出会った彼だったのだ・・・。
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ブラピの美しさを見るべし!
なんといってもこの作品のブラピの美しさは半端ないです(笑)。
同じ男からみても、カッコイイを通り越してまさに”神の領域”といえるくらいの整い具合ではないでしょうか。
そんなブラピを見るだけでも価値アリです。
また、今回のブラピは死神役なのですが、人間の所作を分からない無骨でぎこちない様子や人間味が感じられないミステリアスな雰囲気の漂よせ具合が絶妙で死神というものを非常によく演じています。
人生のパイセンの言葉には深みがある!?
この作品の主人公、ビル(アンソニー・ホプキンス)は、自身の誕生日パーティーでのスピーチで”私は満ち足りている”といった程に、”富”、
”名声”、”愛する家族”、すべてを手に入れたまるで絵にかいたような成功者です。
そんなビルの恋愛観や哲学には、男だったらついつい憧れてしまう要素がいくつも見られます。なかでも私が、惹かれたビルの恋愛観について紹介したいと思います。
ビルは、娘に自分の恋愛観について以下のように語っています。
言い古された表現だが恋は情熱だ
”相手なしでは生きられない”という想い
無我夢中でお互いにのめり込んでいく
頭じゃないハートの声を聞くんだその声が聞こえるか?
恋を知らない人生は意味がない
その努力をすることが生きるってことだ(中略)
心をオープンにいつか稲妻に打たれる
一見ありきたりに聞こえるセリフですが、アンソニー・ホプキンスが言うことによって渋みが加わりなんだか深い言葉に聞こえませんか?
こんな渋い爺様に私もなりたいものです(笑)。
本当の『愛』とは何かを教えてくれる映画
この作品では、『愛』というのがテーマの一つになっています。愛とは何なのか?そこに言及しているシーンがあります。
以下は、ビルの娘スーザンに恋をしてしまったジョーがあの世にスーザンを連れて行くことをビルに告げた後のやりとりです。
ビル: 好きなものを奪う? それは愛じゃない
ジョー(死神): じゃあなんだ?
ビル: 一時目がくらんだだけだ 愛の本質がない
ジョー(死神): 本質?
ビル: 生涯をかけて相手への信頼と責任を全うすること
そして愛する相手を傷付けぬこと
まさにその通りって感じですが歌手の美輪明宏さんも似たようなことを言っています。
美輪さん曰く「恋とは自分本位のもの。愛とは相手本位のもの」なのだそうです。
確かに「恋」と「愛」は同じように見えて実は本質的には違うもなのかもしれません。
普段何気なく生活していて恋人やパートナーがいたとしても恋や愛について深く考えたり、ましてや『愛とは何だろう?』と思うことは決して多くはないのではないでしょうか。
この作品は、そんなことを考えるきっかけになる作品だと思います。
今恋人やパートナーがいる人はもちろんいない人どちらも楽しめる作品です。
お相手がいない人でも「自分も作りたいっ!」と思わせてくれるような作品でもあります。
最後まで、読んでくれてありがとうございます。少しでも、共感できたところがあったり見てみたいと思ったら、スキやフォローお願いします。
それでは、また明日!
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