【#1】映画『レオン』

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こんばんは!映画レビュー第一回は、『レオン』をとりあげます。

えっ、いきなり定番かいっ!!
って思った人もいるかもしれませんが、そこはご愛嬌でお願いします(笑)

この映画は、いくつかある私が一番好きな映画の一つです。この映画のおかげで映画の素晴らしさに気づかされたと言っても過言ではありません。

まだ、見たことのない人はこの機会に是非見てみてください。

きっと貴方も、この映画の魅力がわかると思います。

監督は、『ニキータ』や『LUCY/ルーシー』のリュック・ベンソンです。

この映画の特徴は、なんと言っても、キャストの豪華さです!

主演は、ジャン・レノ、ナタリーポートマン、ゲイリーオールドマン。

ジャン・レノといえば、『ミッションイン:ポッシブル』や『ダ・ヴィンチ・コード』に出演している言わずとしれたフランスが生んだハリウッドスターですね。また、『GODZILLA』やトヨタのCMでドラえもん役で出演していたこともあって日本でも馴染み深い俳優さんではないでしょうか。

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これですね(笑)。私の好きなハリウッドスターの1人でもあります(笑)。

そして、ナタリー・ポートマンですが、この方もかなりの有名人ですよね。

この『レオン』がナタリー・ポートマンのデビュー作になるんですがその後も『スター・ウォーズ』シリーズのエピソードⅠ〜Ⅲに出演したり、『ブラック・スワン』では、アカデミー主演女優賞を受賞するなど大活躍します。

次が、ゲイリー・オールドマン。この方も言わずとしれた名俳優ですよね。

『ハンニバル』や『ハリー・ポッター』シリーズ、『ダークナイト』、『猿の惑星:新世紀』など多数の映画に出演しており、『ウィストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』では、アカデミー主演男優賞を受賞しています。

ゲイリー・オールドマンといえば、人間離れした役作りが有名です。

こちらが現在のゲイリー。なかなかの”イケオジ”ですよね(笑)。

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そして、次の写真がアカデミー賞を受賞した『ウィストン・チャーチル』の時のゲイリー。

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えっ!!これ同一人物!?(笑)

ってなりませんか?ゲイリーの面影が全然ないですよね。なんと、このメイクに毎回4時間もかけて撮影に挑んでいたらしいですよ。

ちなみに、この特殊メイクを担当したのは、辻一弘という日本人アーティストで、アカデミー賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しています。

この映画もかなり面白かったので今後紹介していこうと思います。

また、脇役ながらかなりいい味を出していた、
ダニー・アイエロにも注目です。レオンに殺しの依頼をしていた、イタリアンマフィアのトニー役です。

話がちょっとそれてしまいましたね。

まあ、私が言いたかったのはとにかくすごい人たちが出てたんだよ!!ということです。

なので、面白くないわけないですよね?(笑)


絶望 or 希望 、 愛 or 死 、 絶妙なコントラストが 終始描かれている!


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この映画は、開始4分でジャン・レノ演じるレオンがいろいろいな方法で標的を殺しまくっていきます。凄腕の殺し屋です。

しかし、仕事以外の日常生活では文字も読む事ができず、仕事柄、常に周りを警戒し、孤独であり、社会から隔絶されている様子が描かれています。

そして、ナタリー・ポートマンが演じるのは、複雑な家庭環境に育ち、
両親、姉からもひどい扱いを受け、学校も途中で逃げ出したり
自分の居場所がなく、どこか生ずらさを感じている早熟した少女マチルダです。

そこで、ゲイリー・オールドマン演じる人を殺すことになんら抵抗がない狂気じみた冷酷非道な悪徳刑事のスタンに家族全員殺されることで物語がスタートします。

マチルダが隣の部屋に住んでいたレオンに助けを求め逃げ込んだ時、
玄関の扉が開いた瞬間、マチルダの顔が光で照らされる演出はとても印象的でした。

その後、マチルダは、家族の中で唯一心を通わせていた弟を殺した悪徳刑事スタンに復讐をすると決意し、レオンに殺しの流儀を懇願します。

このように、それぞれ全然違ったタイプのキャラクターにも関わらず、
それぞれの理由で、社会からはじき出され、みんな懸命に自分の人生を生ていることがわかります。

その3人が、上記の事件をきっかけにそれぞれの正義に向かってたまに心が揺れながらも衝突していく姿が非常にみやすく描かれています。


サスペンス映画に見えて実は究極の恋愛映画!


レオンが殺し屋というのもあって一見、サスペンス映画にも見えるんですがやはりこの映画は、究極の恋愛映画だといえます。それが垣間見えるのは私が印象に残った次のセリフです。

「君ももう少し大人に」ーレオン
「もう大人よ、あとは歳をとるだけ」ーマチルダ
「俺は逆で年だけは取ったが、これから大人に」ーレオン

早熟した思考をもつマチルダと殺し以外何もできずどこか子供っぽさがあるレオン。

一見、対局にいるはずの2人が日々の生活の中で絶望感や孤独感を互いに共有していくことでいつのまにか師弟関係や親子関係とは別次元の感情がお互いに芽生えてしまう。

年も違えば、考え方もまるで違う。そんな相反する2人がどのようにして気持ちを交わらしていくのかも見どころのひとつなのではないでしょうか。


キャストの演技にも注目!


ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン、この3人に共通して言えることは、演技力がバカ高い!ということです。

時には、渋みのある声でダンディー感を醸し出すと思いきや、
マチルダに「かわいい名前ね」と言われて飲んでいたミルクを吐き出してしまうお茶目な演技もなんとも自然にこなしてしまうジャン・レノや、

若干13歳にして、純粋無垢であどけない少女のような表情をするかと思えば、13歳とは思えない妖艶な仕草や表情を使い分けてしまうナタリーポートマンの演技力は恐ろしいほどです。

そして、狂気が際立つゲイリー・オールドマンの怪演は一見の価値ありです(笑)。躊躇なく女や子供を殺してしまうサイコパスな一面もひしひしと伝わらせるゲイリーさん、さすがです。

また、薬をカリッ!っと噛んでキマりながら上を向く姿はかなり印象的です。


最後に 、 、 、


ジャン・レノが演じたレオンにフォーカスしてこの映画を見てみると、あることに気付きました。

それは、何事もバランスが大事だということです。

当たり前のことを何今更!と思うかもしれませんが、

レオンの人生を見てみると、なんとなくわかります。
レオンは1人の愛した女性から殺し屋人生が始まり始まり
そして、1人の愛した女性で終わる。

男としては、それはそれでなかなかロマンチックな人生で、
憧れる部分はあるもののやはり、 恋愛一筋! 仕事一筋! 
というスタンスは、結果的には幸せにはなれないのではないでしょうか。

何事もいい塩梅で分散させていく方がリスクヘッジにも繋がると思います。

一つのことに執着・依存することは自分の可能性を潰す恐れがあるということをこの映画を通して気づかされました。

まだ見てな人がいましたらぜひ見てみてください。

また、共感できたところやここはこう思う!などがあればぜひコメントお願いします。皆さんの意見も聞いてみたいです。

第一回目はここらへんで終わろうと思います。
最後までみてくれてありがとうございました。

それでは、次回もお楽しみくだい!!






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