動き出す春 夕陽の別荘改装録17
2023年4月1日
冬の間は、家具の解体やゴミ出しに精を出し、見た目にはあまり変化のない作業で半ばうんざりする日々が続いていたが、今月になり、虫と一緒にいよいよ動き始める。
懸案だったサーフボード。
我々メンバー誰一人サーフィンなどやらず、約一人当たり一枚相当も倉庫に残されていた。自治体のゴミ出しルールでは大抵サーフボードはダメ、というところが多い。はて、どうしたもんやら。
ところが、いつも行っているリサイクルセンターでダメもとで聞いてみたら、引き取ってくれるとのこと。
それを聞いたときは、『やったね、万斉三唱』。
ようやく倉庫から去る日が来たのだ。
そして、今日はついにメンバーの一人が購入した悲願の『軽トラ』で登場。
残っていた埃まみれの大きなマットレスや剥がしたカーペット。
暑くなってカビやダニが発生する前に、すべてリサイクルセンターへ無事持ち込めたのだ。
スッキリついでに、数年前で台風で屋根が壊れ、屋根は補修してあったのだが、一部天井に穴が空いたままの部屋があり、そこの天井板を全部剥がしてみた。
『動物とか死骸とか出てきたらどうしよう。』
『おお、意外と綺麗じゃないか!』
このままにするか、どうするかの今後の案は、メンバーの建築家に任せることにする。
倉庫の中もお腹もすっきりしたところでランチ。
怪我で一時期『戦線離脱』していたメンバーの一人が、療養期間中に研究を重ねた『ルーロー飯』のなんと美味しかったことか。
お鍋のご飯もすっかり空になった。
そしていよいよ午後は庭に出て作業開始。
庭には秋に草刈りをした後、除草剤を撒いておいた。
しかし『すっかりそんなことは忘れました』かのように雑草が元気に芽生えはじめていた。
『グランドカバーでねじ込むぞ。』ということでまずは整地した部分に高麗芝の『芝シート』を貼った。
しかし、これはまだ庭のほんの一部分に過ぎない。
全部芝で抑えたいところだが、あまりにも面積が広いので、残りは『芝の種にしよう』という案もあり。
しかし、費用面や雑草の生えるスピードなど色々検討した結果、『クローバー』や他のグランドカバーになる植物を試してみることになった。
すっかり陽も傾いたところで、やれやれお疲れさんの珈琲タイム。
『あれあれ、円錐型ドリッパーに違うフィルターが付いている』
というか、つけてみた。
というのも手前のドリッパーは溝が浅いので抽出時間がかかってしまう。
撤収時刻も迫っていたので、スピード感重視のための選択。
珈琲専門家の方、スミマセン。
その後珈琲で一服し、また勢いを吹き返した面々は、朽ち始めたテラスの柵まで、エイエイと蹴っ飛ばし、撤去。
テラスがステージのようになった。
本日の作業はこれにて終了。
いやいや、劇的に進みました。
毎回の作業動画を3分にまとめているが、きっと今日の回は3分では収まらないだろうと思った。
今日は、帰りにいつも行かない周辺を散策してみることに。
そうしたら、コルビジェの小屋が似合いそうな山から海まで人工物が見られない場所を見つけた。
西伊豆はまだそんな場所が残っている。
本日の素晴らしい春の海景をどうぞ。
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