葡萄のシャンデリア 勝沼葡萄園
先週末、友人のお勧めの勝沼の葡萄園さんへ、葡萄狩りにいった。
スイーツよりもフルーツ。花と同じで季節ごとに目だけでなく、舌までも楽しませる果物は格別だ。
週末の午後出発とあって、若干御殿場市街あたりで渋滞していたものの、他は思いの外スムーズに進んだ。
勝沼ICで下車。葡萄園の予約時刻にちょうど間に合いそう。
ICを降りたら、なだらかな斜面に一面の葡萄畑。
道すがらは、いくつもの観光農園が続く。それぞれの駐車場の上は、一面に葡萄棚となっており、日除けにもなりつつ、ワクワクする眺めとなっている。
本日訪ねる『マルエス農園』さんは、『ぶどうの丘』近く。
車は、グングン丘を登ってゆき、満車の駐車場を横切り、丘を少し降ったところにあった。
予定時刻に到着。マルエス農園さんは、ハウス栽培。
ハウスに入った途端、『ああ、お見事』とため息。
圧巻の『シャインマスカット』のシャンデリアの下で、まずは、今、農園にある葡萄の試食から始まる。
もう、どれも美味しくて、五人であっという間に3房ほどをペロリ。私は、『グリーンでサクサク食感』の葡萄が好みなので、指先のような型のさっぱりした『ピッテロビアンコ』が気に入った。
さあさあ、カゴとハサミを持って葡萄園に繰り出しましょう。
お会計は、収穫全体のキロ計算のシステム。
『誰にどの葡萄のお土産にしよう』とか『自宅用はこの品種かな』とか考えながら、大きさや品種を考えて選んでいく。
葡萄の『目利き』ではないので、どれを選ぶべきか、悩むところ。
ずっしりとした重みの葡萄を片手て支えながら、決めた葡萄の枝にハサミを入れる瞬間は、やや緊張する。
さて、収穫が終わり計量の段階になって、農園主さんが
『あらあら、これは選ばない方がいいわよ。』と一言。
『ほうら、粒が揃っていないでしょう。小さいのは味がないのよ。』
栽培の段階で全部の実が均一に育つように『摘果』しているらしいのだが、中には、うまく育たないものもあるというのだ。
『これはいいから、もうひと房、採っていらっしゃい。』ととても親切。
その後もしばらく、来年にむけて、葡萄選びのレクチャーを受けたのであった。
トランクに大切な葡萄を詰めて、いざ、農園を出発。
次は、また友人のお勧めの近くのワイナリーへと向かう。
古い蔵造りの建物を改装した、とても雰囲気のあるワイナリー。
中では、コインを入れて、少しづつ、ワインの試飲ができる。
グラスを片手にゆらゆらしている女子旅を見ながら、車で来たことが悔やまれてならなかった。
旅の最後は、眺めのいいJRの『勝沼ぶどう郷駅』まで、行ってみた。
勝沼の街が一望できる、爽やかな風が吹き抜ける駅だった。
本日のカメラ
帰り道、折角持ってきたライカで一枚も写真を撮らなかったことを後悔した。アクティビティーが忙しいとフイルムカメラはなかなか難しいものだ。
今回もGRⅢ。寄りたい時は50mmクロップ、広く撮りたい時はオフ。
でもオフの28mmは、サイドの歪みが気になるので、35mmクロップくらいがちょうどいいかなと思っている。
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