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私の珈琲時間

昨日今日の冷え込みで、そろそろ冬も終わりか。
OFFの日は、朝の家事を終えてから一杯の珈琲を淹れる。
窓から朝の冷たい空気がふわっと。日差しは明るい。

朝の珈琲は、さっぱりといただきたい。
燕三条の琺瑯ドリッパーとリネンのフィルターを使う。

琺瑯のドリッパーとリネンのフィルター

もう、何年になるのだろう。
カフェを探訪も趣味だが、珈琲を淹れるのも趣味。
ここ数年は、自宅だけでなく、友人宅や改装中の別荘で珈琲器具を持ち出しては、ハンドドリップで珈琲を淹れ、振舞う。
おかげで、最近ではさらに珈琲豆の消費量が増え、豆を切らしても急に買いに行けない場面が多くなったので、BLUE BOTTLE COFFEE の定期便に加入することにした。
それまで、シングルの豆だけを使っていたが、BLUE BOTTLE COFFEEのブレンドを今年になっていくつか試してみたら、これもいける!と思ったから。

朝の珈琲

このドリッパーは、三代目。
1代目のKonoのプラスティックドリッパーは使い過ぎで破壊した。
2代目は、HARIO の耐熱ガラスガラスのドリッパー。こちらも屋外持ち出し移動中に破壊。
3代目は、『とにかく割れない、軽い、デザインが良い』で選んだ。
ところが、ドリッパーの横の溝が浅めなので、紙のフィルターだとドリップ中に紙がくっついて流れが滞ってしまう。
というわけで、目の荒いリネンのフィルターを使うことになる。
4代目は、2代目のリピート。溝が深めなので、自宅で紙のフィルターの時に使う。

友人宅の厨房にて

こうして、あちこちで珈琲を淹れるものだから、グラインダーも2本、珈琲ポットも2つ。
白い方は、多人数淹れる時のための大きめの月兎印の琺瑯の珈琲ポット。
カップ麺のお湯を沸かす時などにも容量が大きく助かっている。
しかし、1リットル近くの水量を沸かすと重くなりすぎで、熱くなった取手をミトンで掴んで傾けると滑って熱湯が飛び出しそうになるので、コントロールするのに実は手がプルプルする。

珈琲ポット

カメラのレンズにも『沼』があるように、こんな感じで『珈琲器具の沼』に段々ハマることに。
そんな訳で、今年の誕生日プレゼントは、フレンチプレス器具にスケール。
フレンチプレスは、トロリとした濃いお味なので、午後のスイーツと共に愉しむ。

午後のフレンチプレス

こうして少しづつ器具を試しているうちに、色々な条件の違いで珈琲の味が違うことに、興味を持つことになる。
珈琲豆、挽き方、水、温度、器具 + 気候、場所、体調
無限の組み合わせ。
同じ味は、二度とない。

これは、フィルムカメラで撮った写真を現像、プリントするまでの工程と似た、アナログならではの面白さだ。
工程とその時間がまでもが愉しいのだ。


さて、最近ついにお掃除ロボットが家にやってきた。
アナログ派の私はが強く望んだものではなく、慣れるまでの数日間、『朝の時間の使い方の流れ』が変わってしまい、戸惑ってしまった。
ロボット君の仕事は、時間がかかるが私より丁寧だ。
イライラせず、『良い点』を活かして、時間を有効に楽しもうではないか。

そんなロボット君の動きを見ながら、余った時間で今朝もアナログな珈琲時間を愉しむ。

私の珈琲は、ここから始まった。

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