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京都 蚤の市とレトロな旅

久々の京都です。
旅は、身軽にスマートに。
小さいカメラを鞄に入れて手荷物の少ない日帰りが好きだ。
関東からだと朝早いことだけ目を瞑れば、午前9時には京都駅に到着。

今回は、京都通の友人のアテンドによる『平安蚤の市』をメインにレトロな旅を企画した。

地下鉄メインの東京都は違い、京都を効率よく巡るには『バス』が最適だそうで、まず到着したら『地下鉄・バス一日券1100円』を購入するようにとの指示があった。
しょっぱなから新幹線の出口を間違え、バス乗り場まで地下通路で迷った。しかし、迷っている間に券売機を見つけ、一日券は買えた。
そして、時間ギリギリにバス乗り場へ到着。真ん中のバス乗り場の『島』へはどうやって、いくんだ??とやや焦り気味。予定の時間3分前にバス乗り場に到着した。

GRⅢを慌てて出して、まずはタワー撮影。
天気も悪かったのもあるが、フイルムシミレーションや画角も前回そのまま確認せずだったので、ボーッとした写真になった。これも旅写真。

朝の京都タワー

お陰様で予定通り、10時に平安神宮に到着。

平安神宮

前日入りしていた友人とここで無事落ち合うことができた。
さあ、楽しい時間のハジマリ。
アンティークショップを経営している知り合いの方から、『平安蚤の市が一番面白い。尖った出展者さんが多い』と以前から聞いていたので、どんな感じだろうとワクワクしていた。
古い和骨董だけでなく、昭和のもの、イギリス、フランス、北欧アンティークと様々。
野外なのに商品も丁寧にディスプレイされているところが多かった。

蚤の市だけど素晴らしいディスプレイ

今回は特に目当てものはなく、『何かいいものがあれば』という感じで散策。候補に上がった『フランスの籠』を『二度見』までしたのに、購入せず。
『蚤の市は5時までやってますから〜』とフランス籠の店主さんに笑顔で見送られながら結局手ぶらで蚤の市を後にした。

京都は寒い。3月といえど足元からじわじわと冷えてくる。そしてお腹もぺこぺこ。
友人が予約したランチのお店までまたバスで向かう。
時刻表通りバスが来ず、バス停にはバス待ち2台分の人が集まっていた。
バスに揺られながら、『時間に余裕をみていたのに、間に合うかしらねえ』。。。

そして、程なくしてこちらの珈琲店へ到着。
入り口では、もう数人の予約なしのお客様が待っていた。
昭和レトロな喫茶店好きにはたまらない店構えだ。

スマート珈琲

ありがたいことに友人が2週間くらい前から予約してくれていたので、待つことなく雰囲気ある木の階段を上がり、2階の席に通される。
厨房は、大忙し。

大忙しの厨房

メニュー表を見るとどれもハンバーグやエビフライなど懐かしのメニューが並び、迷ってしまう。友人は2択できる『スマートランチ』。
私は、『オムライス』はやはり外せない。

ふわふわのオムライス、ケチャップ&デミソース

オムライス好きには『卵が何個使われているか』が気になるところで、スタッフの方に伺ったら『二個くらい』と。以前、ホテルニューグランドの『The cafe』さんのオムライスの卵が五個でやや胸焼けした、ということもあるので念のため。
この後プリンも注文しており、『まあ二個くらいなら大丈夫。明日は卵を食べません。』と自分に言い聞かせるのであった。

そうしているうちに、懐かしのガラスコンポートに琥珀色に輝くプリンがフルフルと運ばれてくる。
ちょっと硬めのプリンは、勿論、ど真ん中のストライク。

懐かしのプリン

ランチの後は、今回のもう一つの目的だった、アンティーク屋さんへ向かう。蚤の市でお買い物しなかったのも午後にここが予定されていたから。

アンティークショップmontiqueさん

以前webで見つけて、あまりにも自分好みの品揃えで驚いていた。
西洋のブロカントと日本のブロカントが絶妙のセレクションで、『錆』だとか『歪み』だとか、必要ないものなんだけど気になるモノなど、店主さんが選ばれるモノがなんかいつもツボにハマっていた。
それから何度か気に入ったものをwebから購入していたものの、なかなか実店舗へ伺うことができず、今日の日を待っていた。

私は、近頃ブロカントなモノがだいぶ増えてきたので、年齢も年齢。
あまり増やさないようにしようと試みているものの、やはり今回もブロカントのモノの持つ魅力に負け、実用品の木の珈琲メジャーとフランスの『ペタンク(鉄球)』を連れて帰ることにした。
『日常生活に必要ないものだけど、そこに面白さがあるってことがいいんですよね』と店主さんとも会話が弾む。とてもいい時間になった。

珈琲メジャーとペタンク

さあ、ここからちょっと重い鉄球をぶら下げてのお買い物。
忘れてはいけない、たわしやホウキなどを販売している昔ながらの内藤商店も外せない。ここで『ささら』を買うのが常。
いつものお婆ちゃんがいないので、出てきたお孫さんぽい少年に聞いたら、『タカシマヤさんへお買い物』だったらしい。まあ、お元気で何より。

内藤商店さん

そして最後、京都駅に向かう前に出町の和菓子ふたばさんへ。
友人によると、普段は大行列だそうなのだが、平日でお天気も悪かったからか、今日はそれほどまででないそう。
職人さんが沢山で、皆さん忙しく、とても活気がある。
時間も遅くなりだいぶ売り切れいたものの、少し並んでお赤飯と豆大福を購入。

和菓子ふたばさん

さあ、帰りの新幹線の時間が近づいてきた。
最後も京都タワーで締めくくるとしよう。

ライトアップはまだ。

帰りの新幹線でおやつに豆大福を頂いた。豆の塩加減と硬さ、あんこの甘さのハーモニーが素晴らしく、多分、今まで食べた豆大福の中で一番だと思った。
本日、1万7000歩。
お陰様で疲れた脚も豆大福で忘れた。


追記

最近、更にカメラの断捨離をしようかと考えている。
でもきっとまた品薄で簡単には買えないだろうけど、FUJIFILMさんのX100Ⅵがとても気になる。
しかし今回、出てきたGRⅢの絵を見て、『なんかいい感じで撮れてる』。。
上の行列に並びながら撮った和菓子屋さんの絵なんか、気に入っていて。
スマートに片手でシュッと取り出せる機動力、GRⅢはやはり外せないかもしれない。

カメラ断捨離を重ねた今。


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