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偶然の失敗を愉しむ

朝ボーッとしていて、フィルム交換しようとカメラにフイルムが入ったまま、裏蓋を開けてしまい、立ち直れないショックだった件は、先日お話ししました。

その現象が戻ってきました。
『おお、割とまともに現像できていそう。』

蓋を開けていたのは、わずか2秒くらいだったので、フィルムロールの中心に近い部分はほぼ大丈夫でした。

フィルムの終わりの方。カーテンの下から漏れるような光が現れた。

私が主に被写体としている生きている花を撮る場合は、自然風景写真やstreet-photoと同じで(大体において写真とはそういうものですが)蕾から開花、枯れるまで日々変化しますし、その季節の自然光しか使いませんので、同じものは二度と撮れない。

フィルム撮影では、同じカットは、F値か明るさをを替えてあえて2つ位しか撮りません。ですから失敗したら失敗したで、『また次の季節に、ということで』寛大に考えています。

デジタルカメラは、レンズとの組み合わせ、設定、によって、それぞれの好みに合わせたほぼ正解の画像が出てきます。
それはそれで仕事では必要不可欠なのだけれど、現像からプリントまで含めるとそうじゃない不確定な要素が積み重なるフィルムカメラには沢山の『偶然』があります。

とかく現代は、マニュアル通りに上手くいかないとお手上げになってしまうケースが多く(これは生花を扱う花の先生仕事の経験からですが)、そうなった時にどうしららいいかなど、考え工夫するのが、自然に触れる本当の愉しみですし、花の生徒さんにはそこを沢山体験していただきたいとと思っています。
多分、偶然の積み重なるフィルム撮影についても『失敗や偶然を愉しむ』という点で、同じような魅力を感じるのでしょう。

さて、今回はこんな偶然でした。
正解でも不正解でもない答えもあるかもしれません。

フワッとした絵が現れた。




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