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ネガティブからポジティブ

昨日の朝、フィルムを充填しようとして、ボーッとしてフィルムが入ったままのカメラの蓋を開けてしまい、凹む1日のスタートとなった。
暗めの場所で2秒くらいだったが、もうダメかな。
こんな時に限って、なんかいい写真が撮れていたような気がする。

フィルム高騰。。。

先日、フィルムの在庫がなくなってきたので買い足そうと思ったら、いつも10個単位でまとめ買いしていたKodak Tri-X400の価格が、ほぼ倍になっていて、ネット画面を何度もスクロールしてしまった。
同じ価格で5個しか買えなくなってしまった。
ただでさえ、フイルムの価格が急に値上がりして、この先どうしようと思っていたところなのに。
フィルム写真愛好家には益々厳しい世の中になってきた。

『自家現像し、自分で暗室作業』が理想であるものの、私は、現像はプロにお願いしている。撮った一枚一枚がとても大事。この段階での失敗はどうしても許されないから。そして展示する必要がある時のみ、集中して貸暗室を利用していた。

やはり、手焼きはワクワクする。

この2年、貸暗室も自由に利用できなくなり、撮った写真がたまったままの今日この頃。何度か、自宅で暗室作ろうかと妄想したが、廃液の問題や利用頻度を考えるとそこまでは、と思う。次の展示会の草案はあるものの、具体化していないので二の足を踏んでいる。

色々な機械が必要になるから、やはり難しい。

昨日午後、気分を変えるべく会期の迫った展示会を2つほど訪ねた。
フィルム写真をデジタライズしたプリント作品を見せていただいたが、マットも含め紙の質感がとても良く、バライタ紙に手焼きした風合いでとても美しかった。
確かにphotoshopなどでデジタライスする際に、明暗やコントラストを調整する暗室作業程度で抑えれば、それが暗室の替りとなる。
『フィルムで撮ったなら、何がなんでも手焼きでアウトプットしないといけないのでは』という概念が揺らいだ1日となった。

2019個展。次は一体何時になるんだろう。

実際、作品を発表する際には、『何を伝えたいか』がまず一番。
伝えたい事の何に重きをおくかは、その人の考え方、展示のコンセプト次第なのである。

時代の流れに身を任せるのもありかな、と思えた一日。
少し、新しい動きをしてみようかな、と夕方にはポジティブになっていた。

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