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お初にお目にかかります。読書家アーティスト的な活動しながら、ここでも執筆しておりますのでどうぞよしなに。 関係者⇒https://note.com/tonemo 作品解説考察など⇒https://kiseru-sou-sowing-seeds.com/

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    クリエイティブについて感じたことや報告として書かせて頂きます。

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最近の記事

生成AIとどう向き合うべきかについての最近の感慨

2024というAIシンギュラリティを控えた時代2024年3月にGPT4が登場して、よりAIによる生成技術の向上を示しており、性能の向上速度としてもGeminnoや他のツールよりもChatGPTの勢いは凄まじいです。 PDF文書も読み取ることができるようになって、文章生成AIの出力先が文章に限らず、DALL-E3機能によって画像も出力してくれる。 さらに、プログラミングコードを活用して画像の上に文字を張り付けたモノすら生み出し、広告などあらゆる用途に適応されたレベルに至りまし

    • 【海外長期滞在】海外旅行で絶対に意識すべき危機管理5選

      どこかに出かける前の情報整理ついでに記しておきたいと思います。 基本的に中国の長期滞在がベースだったのですが、流石にあそこまで手間がかかる国は現在ないと思うので、ビザ取得やコロナ関係などは省いて、入国以降で意識すべきことを話していきます。 外出時に財布は握らない。日本ではあまり現実味ないですが、マジで盗まれます。 というか、他人の物に触れて動かすということに躊躇いが全くありません。 現代は情報化が進み、クレジット決済やQR決済が盛んになっています。 中国ではAlipay

      • この数年の孤独感について整理してみよう

        人間を形作るのは習慣と環境に他ならない。 それ故に他者や獲得したものから影響を受けやすい。 個人の価値観やら考え方だって、その基盤となっているのは、どこかの偉人や誰かさんの考えや、それを詰め込んだ作品に行き着くかもしれない。 そして、その誰かから受け継いだバトンを他の誰かに受け継がせること。 その行為の積み重ねにおいて、自分たちは次の世代に何を伝え、繋げられるのか? これをコントロールしようと、今の世界は様々な制約、枠に縛られることを個人に迫り、自由というお題目で「同質

        • 優しくあろうとしてる桐谷修二が増えているという話

          自分がいったい何に思い悩んでいるのかって割と前回の記事で発露してるような気がしました。どうせならこれまでの「優しさ」について自分が書いた源泉として、せっかくですので前回の補足として自己紹介回ちょっとやります。 優しくあろうとしてる人間は「経験」に基づくまず、僕は幼い頃から新しい環境に馴染むことを身に叩きつけられたので、自分が「どんな人間」なのか正直に話する経験は希薄でした。 こういう経験に基づいた人間の心にあるのは、子供時代なのに、ありのままの本来の自分が受け容れられるとい

        生成AIとどう向き合うべきかについての最近の感慨

        • 【海外長期滞在】海外旅行で絶対に意識すべき危機管理5選

        • この数年の孤独感について整理してみよう

        • 優しくあろうとしてる桐谷修二が増えているという話

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          【自殺衝動について】孤独に苛まれて死を選んでしまう「優しい人」の心理

          前回の「優しさ」に関する記事でも、僕個人のことについてはあまり話さないというスタンスでしたが、書き進めていくうちに「何故記事を上げているのか」だけは明かしておこうと思ったので、自己紹介も兼ねて書き記している次第です。 とりあえず前回の続きとして、世の中で優しいと呼ばれた人がなぜ孤独に苛まれて自殺を選んでしまうのか? これをテーマに、中途半端かつ慣れない自分語り成分が増えるかと思いますが、お付き合い頂ける方がいらっしゃれば幸いです。 当時2020年、著名な俳優であった三浦春

          【自殺衝動について】孤独に苛まれて死を選んでしまう「優しい人」の心理

          「優しい人」達によって引き起こされる衝突や悲劇について

          皆さんは「優しい人」というのが、どんな人か考えたことはありますか? もちろん、この定義付けには様々な意見があると思います。なので、視点を変えてみましょう。 「どんな人間」が「優しい」と呼ばれているのか?人間社会というのは「絶対評価」ではなく「相対評価」です。 そうなると当然、他者と比べられる中で「厚遇や優先措置を施される者」の存在が生まれます。それが「冷遇」という可能性も然りです。 つまり、たとえ特定の誰かには優しくなくても、それ以外の全員に向けられる優しさがあれば、

          「優しい人」達によって引き起こされる衝突や悲劇について

          『ある兵士の一夜』

           カリブ海洋上にある海上プラントを舞台に開かれた国家間合同パーティー、その幕間にて催されたイベント。  当パーティーは南北アメリカ大陸諸国による新たな経済共同体の成立を記念してのものだ。  そして、その立役者であるアメリカ合衆国主催によって行われており、新たに可決された治安維持対策として国際調停部隊の編成、新兵器の採用、軍事情報の公開とともに参加国の親善も兼ねている。  しかし、これは様々な意味で革新的な催しであった。  まず、開催地からして画期的だ。  こうした海上プラ

          『ある兵士の一夜』

          短編小説『ある親子の終末 -そして悪意の花は咲く-』

           少年には母がいた。  それは取り立てて美しいと口にできるほど容姿には恵まれておらず、優しいと呼ぶには気性の激しさが上回り、知識を自らつけたがるほど勤勉というわけでもない。  どこにでもいるような平凡な女だった。  少年のことを大切に想った祖父母を病で失い、どこにでもいるような父も事故で亡くし、面倒を見てくれると言った親戚からは財産を食われ、帰る家も失った。  この食糧配給所を形作るのはそういった事情を抱えた輩が集う、いつも役所が取り仕切る長蛇の列だ。  受け取ることが

          短編小説『ある親子の終末 -そして悪意の花は咲く-』

          「陰キャ」も「陽キャ」も価値観は同じコミュ障になるという話

          「陰キャ」と「陽キャ」 この言葉が殆ど日常の中で一般化している世界になっていると思いますが、何をもって当てはまるのか考えたことはありますか? このカテゴライズって元を辿れば、人間の属性を二分化する構図に当て嵌めようとする延長線であって、かつての「リア充」と「オタク」による対立項の令和最新バージョンと呼べる流行語です。 しかし、今で呼ばれる「陽キャ」は「リア充」と呼べる存在でしょうか? 陰キャ=オタクであるならば、陽キャはオタク趣味を持っていないのでしょうか? 最近は映画で

          「陰キャ」も「陽キャ」も価値観は同じコミュ障になるという話

          「ノブレス・オブリージュ」が貴族の称号と化した現代社会

          エリートと庶民の関係性の変化前回の内容のように、エリートと庶民との分断が視覚化されつつある時代ですが、本来はこの両者がどういう関係性が理想なのかを示したのが「ノブレス・オブリージュ」でした。 前回のように、エリートが内心では職業の貴賤などを挙げていたのも、最初は目指すべきラインを定めて庶民の上昇志向を育むという目論見があったのかもしれません。しかし、金持ちを金持ちにするために支えている社会に異議を唱えられるようになってしまったのが今の社会です。 恵まれた者としての責務東大

          「ノブレス・オブリージュ」が貴族の称号と化した現代社会

          「上級国民」というエリート層の自意識が表沙汰になったのは何故か

          近年になって表沙汰になる「上級国民」の失態やミスの報道テレビのニュースでもエリートによる傲慢や失態による話題が埋められている中、あらゆる反応がネットでも見られます。このエリートに対するレズポンスは、最近鋭い意見のものに変わりつつあり、時代が進むごとに彼らは厳しい目で見られるようになっています。 何故、このような対立が近年になって浮かび上がってきたのか? この答えにはまさしくトピックである「人権問題」や「美醜の価値観」に「性別や貧富の格差」など「概念的な議題」が本格的に挙がる

          「上級国民」というエリート層の自意識が表沙汰になったのは何故か

          政治学卒による政治の歴史シリーズ 資本主義編 -古典SF作品による警句-

          社会のバランスを保つ世界のコンパス 資本主義社会とは、社会主義とはまた別の平等、つまり個人が報われる社会。しかし、そこにあるのは原始の生存競争となんら変わらない。違うのは武器が素手や石器から、情報とお金に変わっただけ。お金という神様が支配する、力と幸運を兼ね備えた者が勝つ競争社会。 極端に言ってしまうとそんな世界です。 強者に成るのに厳しく、弱者にはさらに厳しい、限りなく平等で素敵な今の世界ですね。 勝者は敗者の屍の上で酒池肉林を楽しむのが正しい資本主義。ある意味、出

          政治学卒による政治の歴史シリーズ 資本主義編 -古典SF作品による警句-

          DEATH NOTEでオミットされた夜神月による現代版『罪と罰』について

          言わずと知れている人気作品であり、アニメや実写映画に限らずハリウッド版まで展開されている名作漫画『DEATH NOTE』 この作品で話題に挙げられるのは頭脳戦の攻防、犯罪者を抹殺することで平和な世界にするキラの主張が正しいか?という善悪二元論が多く、主人公である夜神月の心理描写についてはあまり注目されてないので、今回は各媒体での彼の内面についてフォーカスしてみます。ハリウッド版も一応視聴しましたが、別枠としてあえて語ってないのはご了承下さい。 夜神月という人間の本質について

          DEATH NOTEでオミットされた夜神月による現代版『罪と罰』について

          政治学卒による政治の歴史シリーズ 共産主義編 -理想的社会と現実のギャップ-

          共産主義とはどういう政治形態か? 簡単に言ってしまうと、皆で稼いだ物は皆で平等に分配する。 子供たちの理屈を大真面目に実行しようとする政治形態。 我欲を捨てている国民が集っているというぶっ飛んでいる理屈ですね。 これを実行に移そうとした最初は良かったです。皆が理想的な政治形態だと実践したわけですからね。 しかし、この制度をいざ適用してしまうと、賢い人間から自分が努力しても報われないどころか、自分が努力しなくても分け前が貰えるという落とし穴に気づき、自分が働かなくていいとい

          政治学卒による政治の歴史シリーズ 共産主義編 -理想的社会と現実のギャップ-

          情報化社会におけるWebサイトと動画コンテンツのカルピス商法

          フリーでこなせる仕事を探していると目に付くと思うのですが、その中にWebサイトや動画の製作というお仕事があります。 内容としては、作品の解説や実際にあった事件や都市伝説のまとめ等。 これらを見ていて、少し考えさせられるところがあったので、今回はそれを言語化してみたいと思います。 同じコンテンツが飽和している競争状態「自分の思いついたことの大半は、誰かが試している」 この言葉は子供の頃から既に言われてきて、それを意識するように過ごしてきました。 これって何かを創作するときの

          情報化社会におけるWebサイトと動画コンテンツのカルピス商法

          現代に生きる恋愛結婚のマッチング市場化

          就活と恋愛はマーケット市場 「お見合い結婚」という言葉について、真剣に捉えたことはありますか? おそらく、多くの方がこの言葉とは無縁であると考えていることでしょう。これは近親や業者からの紹介を経由して相手を探すなど、何かしらの仲介があって成り立っていたシステムでした。 しかし、現代は情報化社会に生きる世界。あらゆるデータベースの中に属して生きているのが僕たちです。広義的に捉えると日本というデータベース全体から、好きな相手を探せるという時代を迎えていました。 つまり、就職

          現代に生きる恋愛結婚のマッチング市場化