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「夏の日とシェーブルチーズ」文芸誌Sugomori様 掲載のお知らせ

「暮らし」をテーマに文芸作品を掲載されておりますオンライン文芸誌「Sugomori」様にこのたび拙作『夏の日とシェーブルチーズ』を掲載いただきました!
Sugomori様のnoteにて有料公開となっております。ぜひお読みいただければと思います。単独でもご覧いただけますが、マガジンご購入がお得です!

本作は「暮らし」をテーマに書かせていただいたのですが、日々の生活というものを改めて考えたときにまず「料理」が思い浮かびました。生活の根底にあって当たり前のように毎日接するものですが、料理そのものだけでなく食材という形でも世界との繋がりを感じさせるものではないでしょうか。
(海外工場の停止によりクリスマス用のチキンが不足しているというニュースも最近ありましたね)
 
本作では前半の料理描写のみならず、後半の舞台となっているフランス、ロワール地方の夏の雰囲気を描くことに力を入れています。世界のどこかを描いてみようと思ったときに、ふと脳裏に浮かんできたのが山羊の群れと山羊飼いだったのです。理由は分かりません。私たちと違う場所、違う時間を生きている、でもどこかで繋がっている人々。コロナウイルスの蔓延により良くも悪くも世界は繋がっているのだということを思い知らされたのが2019年以降の日々でした。
 
まだまだ世界の状況は予断を許さず、気軽に海外に行くことも難しい昨今ですが、物語の中ではどこに行くことだって自由です。ヨーロッパの短い夏、幼い日に訪れた異国の地での出会い。そういった非日常の空気を少しでも感じ取っていただけたら幸いです。


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