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【幻】東京・都立家政「味王国」の水餃子350円とカレー豆腐500円(2015年)

この強烈な店構えで恐れをなす人が9割以上でしょうが、味はまっとうな大衆中華でした。
西武新宿線・都立家政駅近くの中華料理店「味王国」。
残念ながら現在は営業されてません。

とにかく職人技が利いてるお店でした。

水餃子350円は、注文してから具をはさんで茹でてました。
この値段でこの歯ごたえと味は期待以上、っつうか不安を払拭して余りある、か。

店長オススメのカレー豆腐500円は、豆腐のうま煮のカレー風味と考えればよし。
むきエビとイカがとろりと柔らかいのがポイントです。
普通、硬くてぱさぱさでしょ。

ビールが切れたら、ご飯200円にかけて食べればカレー風中華丼。

出色だったのがご飯に付いてきたスープ。
しっかり旨味があって、ほんのり煮干しの風味が。

「えっ、分かった? あんまり煮干しの風味が前に出ると、料理に合わないので気を付けてるんだけど」と店長。

話せば店長、職歴 49 年のベテラン。
荻窪の結婚式場や京王百貨店の食堂、伊勢丹会館などを経て独立。
中華スナックなども経営し、10年ほど前に都立家政に落ち着いた
とか。

高級食材など使ってないけど、肩の力を抜いてつくったまっとうな大衆中華だと思います。
定食のスープを残したくないと思ったのは初めてかも。

ビールと水餃子、カレー豆腐、ご飯、スープで1750円。
おやぢが一人でふらっと立ち寄って、さいとうたかをの劇画を読みながらビールをあおって、〆に麺かご飯を食べるにはうってつけかと。

次は当店自慢の四川ニラソバ600円に挑戦だ
と意気込んでたんですが。

もう行けません。

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