メンタルをゴリゴリ削る!ネタバレ上等!大好きな鬱ゲーたち
こんにちは!!今回は皆さん大好き(?)なメンタルを削る鬱ゲーを紹介したいと思います!タイトルにもある通り、ネタバレ上等でいきますので、ネタバレを見たくないよって人はご遠慮ください。また、核心までは触れませんが、小さめのネタバレはします。(古いゲームばかりなので、あまり気にすることはないかもしれませんが)
今回は、PCゲームは除外します。ゲーム機とソフトさえあれば誰でもできる(CEROの年齢制限はあるかもしれませんが)ゲームを紹介します。
※紹介するゲームの性質上、グロテスクな表現を含みます。
1.アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩
最初はこのゲーム。PS2で発売されました。美しい音楽と独特の世界観、個性的な仲間たちなど、とても面白いRPG。レーヴァテイルという、「謳う」ことで魔法を使う種族がいる世界での物語です。設定や用語がやや複雑で、最初は少しわかりづらいところもあるかもしれませんが、ハマると本当に面白いです。
鬱になるポイントその1 世界観
めちゃくちゃ重いです。このゲームの舞台になるのは、人工的に作られた大地、メタ・ファルス。水や土も少なく、人々は貧しい生活を強いられています。
そんな世界を救う伝説の詩(魔法)「メタファリカ」これは、人工的ではない本当の大地を生み出す魔法です。しかし、それは神によって何度も妨害されていました。
主人公のクロアは、兵士の青年。剣術に優れている彼は、「世界で1番尊い命」と呼ばれている「御子」の少女(ヒロイン)を助けることになり、彼女を逃がすため、付き合っている彼女(ヒロイン)の力を借りることになります。
ざっくり言うとこんな感じのあらすじですが、とにかくストーリーが重いです。貧しい生活をしている主人公の彼女。重い過去と使命に縛られる御子。他の仲間たちにも重たい過去があります。
特に辛かったのは、「ハイバネーション」と呼ばれる詩(魔法)に関するイベントです。
人々はメタファリカに憧れるものの、神によって何度も妨害されています。そして、ある人物が考案したのが、「ハイバネーション」です。
それは、メタ・ファルスの住民全員の魂に永遠に夢を見せたまま、肉体は死ぬという大規模な魔法です。この魔法には大量の犠牲が伴います。
「永遠に幸せな夢を見られるのなら、肉体なんかいらない」という、絶望しきった人々の願い、考案者の苦しみが伝わってきて本当に辛いです。
また、アルトネリコシリーズに登場する詩(魔法)は、YouTubeなどで聞くことができます。もちろん、ハイバネーションも聞けます。
ハイバネーションの恐ろしい点は、「ハイバネーションが発動すると、人々は眠たくなるような感覚に襲われ、次第にぼーっとして、最終的に眠るように死ぬ」のですが、この曲を聞いた人にこれを疑似体験させてくるんですよね。怖い。
ハイバネーションの曲は14分ほどあります。また、ゆっくりしたテンポの曲なので、聞いてくると本当に眠たくなってきます。(聞きながら寝落ちしたこともあります笑)
ハイバネーションには、他にも細かい仕掛けがあるのですが趣旨から逸れるので、また今度。
鬱になるポイントその2 作中のイベント
私が感じた作中最大の鬱イベント、「インフェルスフィア」です。他にも鬱イベントは大量にあるのですが、これが1番やっててしんどかったです。
インフェルスフィアとは、ざっくり言うとヒロイン2人が受ける試練です。この試練をこなして、ヒロイン2人が絆を深めると、メタファリカが手に入ります。
なんだかんだあって、2人は第4階層まで辿り着きます。(第5階層まであります)
インフェルスフィアには階層ごとにテーマが決められており、第4階層のテーマは「本音」です。
嫌な予感がしたそこのあなた、その通りです。2人は意気込んで挑むのですが、片方のヒロインに案内役が憑依します。(案内役は各階層にいて、本来はヒロインたちにアドバイス、サポートする役目なのですが……)
憑依されたヒロインはもう片方のヒロインを罵倒し始めます。そのヒロインの過去の過ちを極限まで追い詰めます。反論する間もなく。
それが本当に見ていて辛いです。本音のぶつかり合いが目的なので仕方ないとはいえ、そこまで言わなくても……と思ってしまいます。
最後の最後に言われっぱなしだったヒロインが反抗し、言い返し、2人は取っ組み合いの喧嘩になってしまいます。(わざわざイラストがついているという驚き)
そして最終的に、2人は言いたいことを全て吐き出し、お互いに対する不満を解消します。取り憑いた案内役も、2人の不満を解消させるために憑依していたのでした。
ほんっっっとうに辛いです!
インフェルスフィアは重要なイベントで、物語を進めるために必須なのですが、一気に見てしまうか、それとも少しずつ進めるかはプレイヤーの任意です。
なので、イベントが開放されるたびに、「あの鬱イベントを見なくちゃいけないのか……」と辛くなります笑
しかし、このイベントを乗り越えてヒロインの2人は本当の意味で仲良く、絆が強くなります。
このゲームは本当に魅力的で、素晴らしいので、ぜひプレイしてみてください!(古いですが……)
2.ひぐらしのなく頃に
この作品はアニメ化やノベライズなどもあるので、ご存知の方も多いんじゃないでしょうか。
(私はひぐらしのなく頃に祭をプレイしました)
雛見沢という集落に引っ越してきた主人公、前原圭一。彼は竜宮レナ、園崎魅音、北条沙都子、古手梨花などの友達と仲良くなり、楽しい学校生活を送るはず、でした。
綿流しという雛見沢のお祭りの日に、殺人事件が起こる。というあらすじです。
私は最初、仲間たちと一緒に不思議な事件を解決するぞ!的なストーリーだと思っていたので、かなり驚きましたね……。
鬱になるポイント 事件の残酷さ
なんといっても、事件の残虐さが印象的です。古手梨花という少女は、腹を裂かれた状態で発見されます。怖いです。
ストーリーによっても殺され方は違いますが、(〇〇編、と名前がついていて、周回プレイによって分岐します)
特に怖かったのは目明し編の拷問シーンです。
沙都子が拷問されるのですが、その叫び声が本当に悲痛なものなのです。「にぃにー!!助けてー!!」と助けを求めている姿は本当に見ていて辛い……。
目明し編では、魅音の双子の妹、詩音が爪を剥がすシーンもあるのです。自分がやったことのケジメをつけるため、自分で爪を剥がします。しかも3枚も。
爪を剥がすときの痛みが文章でリアルに表現されており、読むだけで痛々しいです。
私が1番好きなのが目明し編ですが、他のシナリオもどれも魅力的なので、もし興味があったらやってみてください。
3.かまいたちの夜2-監獄島のわらべ唄-
これもPS2のゲームです。前作である、「かまいたちの夜」は有名なので、これをプレイされた方も多いと思います。知らない人向けに説明すると、この作品は、島に招待された主人公たちが、島で起こる殺人事件に巻き込まれる物語です。
メインシナリオで、最初にプレイする「わらべ唄篇」をクリアすると、他のシナリオに分岐するようになりますが、どれもメンタルにくる、辛いものなのです。
鬱になるポイントその1 グロ描写
かまいたちの夜2のキツイところは、なんといっても前作よりキツめのグロ描写になります。前作も殺人事件が起こるので、多少はグロテスクだったのですが、普通のサスペンスがいける人なら耐えられるでしょう。
今作は違います。
本当にグロテスクで精神的にきます。
「陰陽篇」は、その通り和ホラーなのですが、殺され方がとてつもなくグロテスクでした。とある男性が窓に挟まれ、謎の力により切断される、というものです。描写が丁寧すぎて、本当にしんどくなりました。
「底蟲村篇」は、グロより気持ち悪さが勝ちました。その名の通り、虫が出てきますが本当に、背景のグラフィックが気持ち悪い……。
「妄想篇」は本当にトラウマで、二度と見たくない(褒めてます)シナリオです。自分の目をスプーンで自分でえぐる描写があります。
「惨殺篇」はもう、言わなくてもわかりますね?登場人物たちが惨たらしく殺されていきます。読んでいて体調不良になったのは、このシナリオが初めてです。
逆に本編である「わらべ唄篇」はきつくないの?と言われそうですが、私はそこまできついとは思いませんでした。他のシナリオがきつ過ぎますね。
こんな具合にグロテスクな描写が多いので、トラウマになった人も多いんじゃないでしょうか。私もトラウマになりました。
鬱になるポイントその2 バッドエンド
タイトル通りです。その多くが、納得のいかないようなバッドエンドを迎えます。かまいたちの夜は基本的に選択肢で分岐し、間違った選択をするとバッドエンドになる、というのがお決まりでしたが、この作品はバッドエンドが正史ルート、というのが多いです。間違ったルートの場合「終」、正史ルートの場合「完」と表示されますが、私はグッドエンドが見られると信じて、何度も同じエンドを繰り返し見ていました……。
その結果、バッドエンドしかないと知って絶望しました。
どれも報われないものばかりで、つらいエンディングが多すぎます。
「サイキック篇」では、悪の製薬会社の手先と戦うのですが、仲間は倒されていき、最後にこのシナリオの主人公であり、ヒロインである真理だけが生き残る、というものです。これはまだマシな方です。
「妄想篇」では、過去に主人公の透が殺人事件を起こしていたことが明らかになります。また、その原因はヒロインが寝取られたことと、それが発覚した瞬間にヒロインにひどい言葉をぶつけられたことです。
かさこそかさこそ……と繰り返し出る文章の意味も分かるとより鬱になります。
シナリオの出来はどれもとても良いと思うのですが、鬱要素がきつすぎてかなり人を選びます。
以上が私の好きな鬱ゲーたちです!
他にも好きなゲームについて語りたいので、また機会があったら記事にしたいと思っています。
鬱ゲーはやはり、プレイしたあとの独特の気分の悪さが醍醐味だと思います。
人を選びますが、それだけ辛い要素は心に残りやすいです。共感してもらえると嬉しいですね。
それでは!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?