20. 今夜のあなたは


2019年11月28日 22:24


会って。

タクシーで少し離れたホテルへ向かう。

入室すると。

「宗介君。」
後ろから呼ばれて。

「なんですか?」
振り返ると急にネクタイを引っ張られ。

少し屈んだ俺にキスをしてきた。

舌を入れて
絡ませて
強く吸ってきて。

そのままぐいぐい押してくる。
「ちょっ…危ないよ。」
そう言ってもおかまいなしで、ベッドに仰向けに倒された。

俺に跨った恭子さんは、キスをしたまま、自分の下着を脱ぐ。

息は完全に乱れ。

大きな目は、うっとりと細くなっていて。

そのままベルトに手をかけ、外し。
一気に脱がされた。

俺のものを掴み、しごく。
すぐに反応すると嬉しそうに微笑んだ。

「恭子さん、どうしたの?」
「宗介君のちょうだい。」
「いや、あの…」
「今すぐ入れたいの。」

切なそうにお願いして。自分でゆっくりと中に入れた。

「あぁ…。宗介君のだ。」

いつもより激しく動きながら。
自分の服を脱いでいく。

少し大きめの乳房があらわになると、自分で揉み出して。

俺はただただ。
その光景を見ていた。

「ほら。宗介君も脱いでよ。」
下から見上げる笑顔は、とても妖艶で。
見とれながらも、急いでシャツのボタンを外す。

上半身を起こしシャツを脱いだら、恭子さんを抱えて立ち上がる。

そのまま中を突き、そっとベッドに寝かせようとすると
「やだ。抜かないで?」

にっこりと笑って足を腰に絡ませて。
ギュッと抱きついてきて。

あぁ。恭子さん。

なんでこんなに可愛いの?

「わかりました。」

俺もニコッと笑って。
そのまま倒れ込む。

「痛くない? 大丈夫だった?」

「大丈夫。ねぇ、宗介君。」

頬を触る手は少し冷たい。

「ん? 何?」

「いっぱい突いて。思いっきり。」
「…え?」

穏やかに愛するのが好きなのかと思っていた。

「お願い。もっと、もっと…そう。奥まで…」

荒い息と
舌を絡ませ吸い合う音と
突く度にあふれる愛液の音と
激しくぶつかる音と

あなたの喘ぎ声と。

もう。
もう。

何も考えない。
何も考えられない。

そんな濃密な時間を過ごした。

あぁ。恭子さん。

今夜のあなたは、とても素敵でした。


次はいつかな




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