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楽器練習日記 4:ミュートができない!
私がベースの練習曲を弾いていたときのことです。弾いているフレーズ以外の音がちょくちょく鳴ってしまうことに気がつきました。
確かめてみると2弦がブォーンと振動しています。
ミュートが甘いのかと気を付けてみると鳴る割合は低くなりますが、なくなるわけではありません。
私のミュートの知識は、弾いている弦より低い弦は右手の親指側面を当て、高い弦は左手のどこかしらの指を当てる、くらいのざっくりしたものでした。
いい機会なのでここできっちりミュートの勉強をしようと思いました。
いくつかの動画を見てみたところ、上述のこと以外の要点として、次のようなことが述べられていました。
① 指を伸ばす。
② 指の腹で押弦する。
③ 伸ばした指でミュートをする。
なるほど、そういうふうにやるのだな。
私は試しにCメジャースケールを弾いてみました。確かにこれならミューとしやすいです。
そこで改めて練習曲を弾いてみました。
おお、ミュートできてる!
できて……いや、できてないな!?
やはり2弦が鳴ってしまいます。
一体これはどうしたことでしょうか。
考えてみると、こんなにミュートが効かないのはこのフレーズだけです。ということは、音が鳴ってしまう原因はミュートではなくこのフレーズにあるということです。
このフレーズ、よくよく見てみると2弦7フレットを多用しています。
これはもしや――
ナチュラルハーモニクスだこれ!
ナチュラルハーモニクスとは特定のフレットを軽く触れたうえでピッキングして高い音を鳴らす技法です。つまり、ミュートしようとして弦に指を当てれば当てるほど音が鳴ってしまうようになっていたのです。
それに気づいた私は指を置く位置をずらし、ようやくミュートできるようになりました。
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